92年のデビュー以来、16週連続チャート1位など、数々の全米記録をうちたて、全世界で6,000万枚以上のCDを売り上げている大物R&Bヴォーカル・グループ、Boyz ? Men(ボーイズ・トゥー・メン)が、12月22日J-POPカヴァー・アルバムをリリースする。
CD不況といわれ、カヴァー企画ものが次々とリリースされる昨今、正直「またか」との印象も持たれがちだが、そこは“20世紀最高のヴォーカル・グループ”と称され、日本のアーティスト達にも多大な影響を与えたBoyz ? Menだけあって、ひとひねりあり。どの曲も彼ら独自のR&Bテイストとハーモニーが存分に生かされるアレンジがなされており、“世界最高峰の”コーラス・ワークが堪能できる。
今回彼らがカヴァーした楽曲は、「Missing」(久保田利伸)、「First Love」(宇多田ヒカル)、「雪の華」(中島美嘉)、「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)、「最後の雨」(中西保志)、「Everything」(MISIA)、「千の風になって」(新井満)、「WINTER SONG」(DREAMS COME TRUE)、「Heavenly White」(EXILE)の9曲で、アーティストの幅は広いがいずれ劣らぬメロディーの良さが際立つ曲ばかり。アメリカ本国でのレコーディング中、スタジオを通りかかった関係者の多くから、漏れ聴こえるメロディーについて感嘆の声が上がったというのもうなづける。
最も意外なのは「千の風になって」だが、しかし、ちゃんとR&Bスタイルに変化を遂げているのはさすが。
また、EXILEの楽曲のみ、シングル曲ではなく彼らのアルバム収録曲なのだが、ヴォーカルのATSUSHIとは昨年共演も果たすなど、メンバー間の親交や互いのリスペクトもあり、実現したカヴァーとのこと。
クリスマス直前のリリースながら、この冬を彩るにはぴったりな企画。プレゼントにも最適な1枚といえるだろう。
今後、彼らは2011年夏〜秋にはデビュー20周年を記念したオリジナル・アルバムのリリースの他、11月には大々的なジャパン・ツアーの開催と、更に精力的な活動を予定している。
(東京公演のみ先行予約受付中)
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■Boyz ? Men日本版オフィシャル・サイト