今週、21周年第一弾のミニアルバム「Goldfingers」(2010.10.27発売)をリリースしたばかりの東京スカパラダイスオーケストラが「and PARADISE goes on..tour」以来、約1年ぶりとなる全国ツアー「”WORLD SKA SYMPHONY” TOUR」を渋谷C.C.Lemonホールでスタートさせた。
渋谷はスカパラがデビュー前からストリートでライブをやっていた思い出の地。
会場であるC.C.Lemonホールは約3年ぶりの会場とあって、19時からのオープニングで彼らのライブでは登場の際の定番となっている「I SPY」が流れ始めると集まった2000人の観客は総立ち。大きな歓声と拍手が響き渡り、テンポの良い演奏に乗ってメンバーが登場すると、更なる大声援が会場を包んだ。
今回の全国ツアーは今年3月10日にリリースした15枚目のアルバム「WORLD SKA SYMPHONY」と21周年第一弾のミニアルバム「Goldfingers」から主に選曲され、新しいセットリストで臨む、まさに新鮮みたっぷりの内容となっている。
バリトンサックスの谷中敦(43)は「俺たちはずっとツアーの初日待ってたよ!!こうしてみんなと会えた事が嬉しい!!戦うように楽しんでくれ!!」と熱く語った。
注目は10月27日にリリースしたばかりの「Goldfingers」に収録されている世界的ジャズピアニスト上原ひろみとのコラボ曲「水琴窟-SUIKINKUTSU-」。日本庭園の仕掛けのひとつである「水琴窟」をそのままタイトルに持ってきたこの曲は和の雰囲気漂う実に気の引き締まった楽曲で、今回上原ひろみとの共演は叶わなかったが、沖祐市(44)の荘厳かつ、力強いピアノが会場を一瞬静寂にし、そのあとに響き渡るホーンの音色が一層際立ったこの新曲に会場は魅了された。
また、97年の武道館公演で1曲目に演奏され、今作の「Goldfingers」で初の音源化となった「THE PEAK」も久しぶりに披露。新たなアレンジを取り込み、往年のファンも今回が初めて聴くファンも伝説の名曲に酔いしれた。全20曲をファンとともに疾走した今回のツアーはまだ始まったばかり。これから年末のカウントダウンライブ含めて年をまたいで1月末まで怒濤の全国25カ所32公演を東京スカパラダイスオーケストラが縦横無尽に突っ走る!
【今後の予定】
10月27日 21周年目第一弾ミニアルバム「Goldfingers」リリース
12月22日「東京スカパラダイス国技館」「東京スカパラダイス体育館」LIVE DVDリリース
11月1日より、東京・渋谷C.C.Lemonホールを皮切りに
全国ツアー「WORLD SKA SYMPHONY TOUR」を25カ所32公演スタート。
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