今年5月に立ち上げられた、中村一義によるコンセプトサイト『KIKA:GAKU(キカガク)』の次なる展開として、満を持してのデジタル雑誌が創刊され、そしてその読者から広く作品を公募する内容が明らかになった。
今回発表された『KIKA:GAKU Of Magazines(通称:K.O.M【コム】)』と呼ばれるデジタル雑誌では、webサイト『KIKA:GAKU』で展開されている、中村自身の活動におけるビジョンや価値観について、より深く踏み込んだ内容となっており、同誌面上でしか読むこと
の出来ない中村の最新のインタビューや、中村自身が創作の重要な要素と考える物、事、人にスポットをあてた特集なども掲載予定となっている。
そして今回最大のトピックは、『K.O.M』購入者を対象に、様々なジャンルのクリエイターから、音楽、写真、映像、イラストなどの作品募集を開始する、『KIKA:GAKU Of Seasons(通称:K.O.S【コス】)』という特集企画だ。
中村本人と、webサイト『KIKA: GAKU』のナビゲーター”フクロウ博士”が審査委員となり、彼等が厳選した作品が『K.O.M』誌上の特集内で、毎回発表される。見事選ばれたクリエイターは今後『KIKA:GAKU』とのコラボグッズの制作や、中村一義・100s作品への参
加ができる可能性もあるという。
また、今年秋から配信予定である『K.O.M』第1号の予約購入者を対象に、創刊記念限定として、もれなく『K.O.M』第0号(予告号)が無料配信される。現在『KIKA:GAKU』では第1号の受注が始まっている。
そして、webサイト『KIKA:GAKU』では2002年の発売以降、現在まで長期にわたり大きな反響を呼び続けているパーソナルブック『中村語録』から、8年振りの続編となる『中村語録2』の受注を開始した。
中村にとって重要なキーマンであった祖父・中村二郎のモノローグを中心とした第一作に続き、今回は、その二郎と中村を支え続けた祖母・中村安子の笑いあり涙ありの85年史が中村との対談形式で綴られる。
また本書は中村一義自身による完全責任編集となっているので、内容と併せてじっくりと堪能したい。
今秋発売予定のデジタル雑誌『K.O.M』、『中村語録2』はどちらもwebサイト『KIKA:GAKU』のみでの販売となっているので、是非サイトをチェックして貰いたい。
<関連リンク>
■コンセプトサイトKIKA:GAKU
■100s オフィシャルサイト