9月1日に、通算6枚目となるシングル盤『ギュッ』を発売する渡り廊下走り隊。本作は、”カシアス島田(島田紳助)×秋元康”共同プロデュースによる作品。当代切っての名ヒットメイカーたちが手を組み、渡り廊下走り隊のために描きあげた3つの心模様。その魅力を、5人の言葉を通し、紹介しよう。
TEXT:長澤”ギュッとして欲しい”智典
平嶋夏海=なっちゃん
多田愛佳=らぶたん
渡辺麻友=まゆゆ
仲川遥香=はるごん
菊地あやか=あやりん
えっ、そんな状況で『ギュッ』とされたの?!?!?!
−−−−−好きな人に「ギュッ」としてもらいたい願望、みなさん持ってます?!
多田 わたし、ギュッとされたいです。
平嶋 『ギュッ』を聴いてると、「ギュッとしてくれる人に出会いたい」と、妄想が勝手に膨らんで、胸がキュンキュンしちゃいます。
『ギュッ』自体は、主人公の女の子が、憧れの人にギュッとしてもらいたい妄想の歌なんですけど。セリフの部分がリアルっぽいから、歌っててちょっと恥ずかしかったんです。
仲川 わたし、こういう体験をしたことがないので、すごいワクワクしながら歌ったんですけど。きっと、「こういう恋をしたら、将来上手くいくんだろうな」って妄想してました(笑)
渡辺 歌も、まさに「アイドル・ソング」という可愛らしさだから、5人のアイドル度も自然とUPしていくんですけど。今回は、Music Videoも観て欲しいよね。
菊地 一人ずつ、違うシチュエーションでドラマを演じました。それが、すっごく楽しくって!!
−−−−−一人一人のシチュエーション、ぜひ教えてください。
平嶋 わたしは英語の先生に恋してる女の子役。英語の授業中に、先生のことを憧れの視線で見つめていたら、突然、先生が黒板に「HUG」という文字を書き、「ちょっと平嶋、前に来なさい」と呼ぶんです。そして前に行ったわたしを、先生が、みんなの前でHUGするという物語を演じました。
多田 わたしは、チャーリー君という男の子に恋をしている設定。チャーリー君に「カラオケに行こう」とメールで誘われて足を運んだら、チャーリー君は他にも女の子2人を連れてきていたんです。そのあとも4人でカフェに行くから、わたしは我慢できなくなって、チャーリー君にビンタをしてカフェを出ていくんですよ。そんなわたしの姿を追っかけてきたチャーリー君に、わたしはHUGされるんですけど。それでも納得いかないって表情をしている物語になっています。
渡辺 わたしはですね、寒い日に下校している途中で、大好きな陸上部の彼に告白しようと決意を固め、走って学校へ戻り、グラウンドで彼にギュッとするという設定です。
仲川 わたしは、いっつもイチャイチャしているラブラブな関係。授業が終わり、走って校舎を出て行き、待っていた彼に抱きついたり、ほっぺにKISSをしたり。バスの中でじゃれ合いながら、一緒に写メを撮ったり。ホント、イチャイチャしているシーンばかりです。
菊地 わたしは図書室で彼に手紙をもらうんですね。そこには、「好き」という告白の文字が書いてあるんですけど。わたしは外で待ってた彼に「ごめんなさい」しちゃう。唯一この中で、彼を振ってしまう役を演じています。
菊地 今回も『ギュッ』のDance Shot Versionがあるから、ぜひ振りを覚えて、一緒にイベントで、♪ギュッ♪と振り付きで叫んで欲しいですね。
渡辺 イントロを聴いた瞬間からワクワクしちゃう、ライブでも、みんなで一緒に盛り上がれる楽しい歌になりました!!
Team Ogiのメンバーも参加してくれた、ゆったり優しいバラードの『手のひら』。
−−−−−みんなで合唱してゆく『てのひら』を聴いてると、心がホンワカ温かな気持ちになります。
平嶋 Aメロがラップ調なんですけど。この手のスタイルはAKB48でもなかったので、新鮮であり。楽しかったです。
渡辺 この曲には、Team Ogiのメンバーたち(松原夏海/野中美郷/小森美果/岩佐美咲)も参加。こういう優しいバラード曲を全員で歌うのっていいよね。とくにサビで歌ってる♪小さな手のひら〜大きな手のひらになっていくんだ♪って気持ち、すっごくわかる!!
平嶋 成長途中のわたしたちに、ピッタリの言葉だからね。
仲川 わたし、♪何も考えずに〜勝率10割♪の部分がすっごく好き。悩んで考えるからこそ上手くいくって、日々のことを振り返るとホントそうだなと思えたし。すっごく心に響く歌だから、しょっちゅう口づさんでます。
菊地 中に、♪いっぱい泣いたら〜優しい人になれるから♪という歌詞があるんですけど。いろんな課題を与えられる中、みんなたくさんの涙を重ねながら、お互いの絆を深くしあってきているから、この気持ちすっごくわかります。
多田 ホントに胸に響く歌詞なんで、ぜひしっかり聴いて欲しいなって思います。
『ゴメンナサイ』を聴いたら男の子たちのハートは…。
−−−−−「わたしも好きなの」という反応を示したかと思ったら、やっぱし心の勘違いだったと、相手に「ごめんなさい」をしてしまう『ゴメンナサイ』。男的には、心にグサッと痛み走りました。
渡辺 だいぶ、ひどい女の子ですよね。まさに、「イマドキの女の子」っていうか。
−−−−−だけど女の子だったら、憧れと現実の違いに戸惑い、「ごめんなさい」してしまう気持ちってあるんじゃない??
仲川 え〜っ!!わたしはないです!!
菊地 確かに、こういう女の子は、普通にいたりするとは思います。なんか軽いノリで付き合ったり、告白しちゃって、「やっぱし違う」と思っちゃう子とか。。。
平嶋 友達の話を聴いてても、「普段とデートしたときとでは、なんか性格が違ってたから、もういいかも」という話は聴いたことあります。
−−−−−理想と現実の違いを否定はしませんが。それを「違う」と拒否するのか、「それも個性の一つ」と前向きに捉えるか。そこは、気持ちの捉え方次第という気がします。
多田 歌詞にも出てくるように、「デートをしたら違ってた」というのは、あることかも知れないですけど。他の部分は、わたしは違うなと言いたいです。
仲川 歌詞は「エッ?!」と思っちゃうのに、曲調が可愛いじゃないですか。そこのギャップが、むしろ好きです。ただ、わたしは絶対に、夜の魔法で告白なんかはしませんっ!!いや、できないです(笑)
菊地 サビでも、明るく♪ゴメンナサイ♪と重くなく歌っているように、まさしく”イマドキの女の子の気持ちを歌った曲”です。明るい曲調で重いことをサラッと言っちゃう歌詞に、面白さ覚える楽曲になりました。
『ギュッ』は、どんな1枚?!
−−−−−それぞれ、『ギュッ』はどんな作品になりました?
平嶋 今回の作品は、カシアス島田さんと秋元康先生の共同プロデュース作で、作詞をすべて、カシアス島田さんが書いてくださいました。島田さんの歌詞は、どれも心にギュッと響くので、ぜんぶ共感を覚えながら歌いました。
多田 『ギュッ』は、ライブでもすっごい盛り上がれる王道のアイドルソング。『てのひら』は、『青春のフラッグ』とはまた違った感じの応援ソング。『ゴメンナサイ』は、歌詞が面白い感じの歌になりました。3曲とも、みなさんに愛してもらえたら嬉しいなと思います。
渡辺 『ギュッ』は、ホントに可愛くて大好きな曲なんで、みなさんにも「大好きな1曲」にしてもらえたらなと思っています。『手のひら』は素敵なバラードだし、『ゴメンナサイ』はコミカルでちょっとお茶目な感じがする、ホント素敵な3曲が揃ったなと思います。
仲川 『ギュッ』はアイドル・ソングに仕上がったので、小さい子供たちから大人まで、いろ〜んな人たちに歌ってもらいたいなと思ってますし。今回はカシアス島田さんが歌詞を書いたように、何時もとは違う渡り廊下走り隊の世界として、カシアス島田さんの世界で遊べたと思っています。
菊地 『ギュッ』は可愛らしさがテーマにもなっているので、聴いてくれる人たちも振りを覚えながら、一緒にライブで歌い踊ってくれたら嬉しいなと思います。
■渡り廊下走り隊/「ギュッ」
■発売日:2010年9月1日(水)/PONY CANYON
■全4種類のパッケージで同時発売
●初回盤A(PCCA-03240 1,700
●初回盤B(PCCA-03241 1,700
●初回盤C(PCCA-03242 1,700
●通常盤(PCCA-03243 1,200
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