このたび、吉高由里子2年ぶりの主演映画『婚前特急』の撮影が終了し、2011年春に公開が決定いたしました。
主人公のチエは時間を有効に使うべく5人の男と平然とつきあっている恐いものナシの24歳女子。結婚する気などさらさらない彼女がふとしたきっかけで5人の彼氏を査定していくうちに、一人、また一人とすれ違い、幻滅し、結果、最もサエない奴が本当の相手だった事に気づくキュートな結婚喜劇、スクリューボール・コメディです。“婚活ブーム”に沸く日本を逆照射するような愉快な展開に、現代女性も「あるある!」と、にやっと思い出し笑いをすることでしょう。
チエ役には連続ドラマ「美丘-君がいた日々-」の主演でも注目されている吉高由里子。映画、テレビと今最もノリにノッている吉高由里子が、ゴマタをかけながらも憎めないチエを溌剌と演じます。
査定される男のひとり、タナシには、インディーズ・シーンで熱狂的なファンを持つバンド「SAKEROCK」のハマケンこと浜野謙太。さらに杏、石橋杏奈、榎木孝明、青木崇高、さらには加瀬亮といった魅力的かつ的を得たキャストが脇を固め、美しいバランスをかたちづくります。映画のラストをハッピーに盛り上げてくれる主題歌には、この映画の為に新曲を書き下ろしたmonobrightが大抜擢。
監督は自主映画作家として注目を集める新鋭・前田弘二。その自主映画作品はテアトル新宿等でも特集上映が組まれ、09年にはドイツ・フランクフルトで開催された映画祭「Nippon Connection2009」において、「Koji Maeda Special」と題された特集が組まれるなど、国内外から注目されています。
《STORY》
“婚活ブーム”と言われるほど、結婚への関心が高まる日本。
チエ(吉高由里子)は5人の彼氏と同時に付き合っている。旅行に行くなら年上の金持ち。楽しく過ごしたいなら可愛い大学生。仕事の愚痴は包容力のあるバツイチ。むしゃくしゃしているときはバイクが好きな彼。……ダラダラしたいときだけパン工場のサエない男。チエのスケジュールはいつも予定で埋まっていた。
ある日、友人のトシコ(杏)が結婚することになる。幸せそうなトシコたちの姿に刺激され、自分にも「本当の相手」がいるのか、と不安になるチエ。そこで、それぞれの彼氏のメリット・デメリットの査定を開始、最後に残る男が自分の「本当の相手」なのではないか、と考える。
さっそく、デメリットだらけのタナシ(浜野謙太)に「あんたとは終わりにしたい」と伝えに行くが、逆に「え? 俺たちって付き合ってたっけ?」と返される。唖然とするチエ。
「いいとこないくせに生意気過ぎる!!!」とブチ切れたチエは査定を中断、「アイツをぎゃふんと言わせてやる……! 私に思いっきり惚れさせてから、捨ててやる!」と別の作戦に取り掛かる。
しかし、タナシにはミカちゃん(石橋杏奈)という想い人がいた。「どうしたらミカちゃんに想いを伝えられるかな?」と何故か相談を受けたチエは、テキトーに「川辺でギターでも弾きながら“君のために作った歌なんだ”とか言ってみれば!」と返したところ、それがなんと成功!
なんで?! どうして?!
アイツが幸せになって、私はずっとイライラしなくちゃいけないの?!?!?!
チエの感情は揺れに揺れ動いていく……。
<キャスト>
池下チエ(タウン系クーポンマガジンの営業)…………吉高由里子
田無タクミ(チエの彼氏。パン工場の工員)……………浜野謙太
浜口トシコ(チエの友人)…………………………………杏
奥田ミカ(スイーツ店アルバイト)………………………石橋杏奈
出口道雄(チエの彼氏。バイクパーツ販売店経営)……青木崇高
三宅正良(チエの彼氏。美容室三店舗のオーナー)……榎木孝明
西尾みのる(チエの彼氏。食品会社の営業部長)………加瀬亮
●製作スケジュール
2010年5月 本編撮影
2010年秋 本編完成
2011年春 本編劇場公開
製作:『婚前特急』フィルム・パートナーズ
企画・制作プロダクション:マッチポイント、ビターズ・エンド
配給:ビターズ・エンド、ショウゲート
プロデューサー 根岸洋之 定井勇二、日下部雅謹
監督:前田弘二
脚本:高田亮、前田弘二
主題歌「ダンシング・ベイブ」/MONOBRIGHT(DefSTAR RECORDS)
出演:吉高由里子、浜野謙太、杏、石橋杏奈、青木崇高、榎木孝明、加瀬亮