8/4(水)、都内で「09年度・文化庁長官表彰」受賞のベテラン歌手三沢あけみと、女子高生演歌歌手カレンの合同新曲発表会が実施された。会場には2人の新曲の作曲を手がけたつんく♂もかけつけ螢の娘、制作秘話などを語った。
新曲「螢の娘」を歌ったカレンはつんく♂の事務所に所属し、かつてはモーニング娘。のオーディションも受けていた。「カレンは修行も沢山してます。ハロプロでグループ活動やマナーの研修もしているし、デビュー前に1ヶ月間ストリート・ライヴして、インディー盤CDを1,000枚も手売りで販売もしてます。新曲は日本の女性の中にある、表には見せない、線の細さ・日本人らしさが上手く表現出来ていると思う。」と語るつんく♂。カレン自身も「演歌歌手になるのが夢でした。夢がかなって本当に嬉しい。今後は色々なジャンルに、1人のアーティストとして、又1人の表現者として挑戦して行きたい」と意欲を見せた。
一方「女のしぐれ道」を歌った三沢あけみは、つんく♂に作曲を依頼した理由を「昨年の芸能生活50周年で、取り敢えず一区切りでした。今年で51年目がスタートするので、今までよりもっと新しい事に挑戦しようと考え、作曲は名プロデューサーもつんく♂さんにお願いした」と語った。これに対しつんく♂は「何かの間違いじゃないですか?と思いましたが、快く引き受けました。歌詞が先にできていたので少し難しかったですけど、結果的に大人の色気が出せたと思います。」と自身をのぞかせた。制作はメールなどでやり取りしたため、この日初めて顔を合わせたという二人。「今日、初デートさせて頂いて、三沢さんのお顔が小さくて本当に素敵な方なのでドキドキしてます。もう50年早く出会っていれば是非モー娘に入って頂きたかったですね。これからもどんどん演歌を作曲して行き、できれば演歌歌手を色んな世代で48人集めて“ENK48”をプロデュースしてみたいです」と語るつんく♂。「私も入れますか?世代的にリーダーになるのかしら?」との三沢の問いに「すみません。リーダーはやはり人気投票で。三沢さんにはミニスカートをはいて貰いたいです。イベントやるなら新橋や錦糸町、お蕎麦屋さんの店頭とかですね。恋愛に関しては自由とします。」と語った。
作品情報
「女のしぐれ道」
2010.07.14 発売 VICL-36596 1,200(税込)
「螢の娘」
2010.07.21発売 VICL-36604 1,000(税込)