株式会社ドリーミュージック・(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 高久光雄)所属で4月21日に5枚目のニューシングルCD「Tears of rain」をリリースした「PLΛTINUM(プラチナム)」が16日、上海万博日本産業間JALステージでメジャーデビュー後、海外初となるライブ(2ステージ)を実施。見事なハーモニーのヴォーカルと切れのよいダンスを披露し、会場に集まった幅広い年齢層全ての中国人2000人を虜にした。
ステージのオープニングは、「日本の祭り」をモチーフにした「MA2RI」。3人がウチワ片手にステージを隅から隅まで所狭しとパフォーマンスを繰り広げる。アップテンポの鯔背なダンスナンバーのこの曲に場内は拍手と歓声の嵐。中には踊り出す人々も。早くもPLΛTINUMとオーディエンスが一体化した。
中国のオーディエンスはノリがよいだけではなかった。スローバラードの「Tears of rain」ではイントロが流れると、それまで盛り上がっていた会場が一転して静寂に包まれ、彼女たちの歌声に聴き入った。
ライブでは「What、wha-wha-wha」「darlin’ or honey」も披露、パフォーマンスは全4曲(*2ステージ目では「恋の唄」「darlin’ or honey」「because you’re my friend」「Tears of rain」「MA2RI」の5曲)。実体験に基づく「愛」を歌い続けるPLΛTINUMのメッセージは中国にも確実に届けることができた。
PLΛTINUMにとって、上海でライブを行うことは5年前からの夢であり、目標だった。インディー時代、プライベートでやって来た上海で、グループのフライヤーは配ったものの、ライブの機会がなかった彼女たちは「今度は絶対に上海でライブをやるんだ!」と誓い合った。そしてこのステージに「日本国内ではKポップが受け容れられている。私たちも頑張って、Jポップ文化を世界に発信することに少しでも貢献したい!」と夢を託していた。
この日は、wakaが代表して中国語で挨拶。かなりの長文だ。しかも、共通語の北京語に加え、上海語もミックスしたという。中国語は、語尾の上げ下げ一つで意味が違ったり、全く通じなかったりする言語だが、猛特訓が実り、ここでも温かい歓迎の拍手が至るところでわき起こった。YUCCO、Inaもそれぞれ中国語で自己紹介をした。
ライブを終えて、「私たちビビリ屋さんなんです。言葉が分からないので心配していました。けれども皆さん、私たちのパフォーマンスに手拍子や歓声、笑顔で応え、バラードではジックリと耳を傾けていただけた。本当に楽しかった!」、さらに「こちらの人は目が合うと笑顔が返ってくる」「アジア大好き、上海大好き、もう一度来たい!」と3人は口をそろえて感想を述べた。
<プロフィール>
2001年、3歳からの幼馴じみの3人は、大好きなマック(マクドナルド)の「世界食べ歩きツアー」へ旅立ち、2年間で15ヶ所を制覇。生まれて初めてのクラブで見たライブに刺激を受け、訪れた各国々のBAR、CLUB、ラウンジなどに、飛び込みで自分たちを売り込み、ステージ経験を積んだ。
帰国後の2003年にグループを結成、都内のCLUBを中心に、年間60本以上のライブを行うなど本格的に活動を開始した。グループ名は「GOLDより(価値が高い)プラチナになりたい」とYUCCOの一言で決定した。2004年には自主制作CD「DEDICATE TO YOU」を発売し、精力的にPLATINUMの名前を広げた。翌年からは全国でのライブ活動を始め、「What、wha-wha-wha」(2005)、「Predestine 19」、「MA2RI」(2006)、ライブ限定「350円し一でぃ〜NO More の巻〜」(2007)とCDを次々とリリース。2007年にはPLATINUM主催ライブや、ツーマンライブ、メインライブでのチケットはすべて完売するまでになり、2008年、ドリーミュージックとメジャー契約し、2009 年に「DEDICATED TO YOU」でメジャーデビュー。同曲はレコチョク「クラブ・うた」ではシングルに収録された全曲が1 位を獲得、またベスト10 に3曲同時ランクインするなど、新人としては異例の実績を残し、配信チャートを賑わした。2009年11月4日には1stアルバム「LOVE FIGHTER」をリリース。実体験をもとにしたリアルな歌詞が幅広い世代のファンから絶大な支持を得る。
これまでのリリースはシングル4 枚、アルバム1 枚。
<リリース情報>
PLΛTINUM
2010/4/21Release
「Tears of rain」
MUCD-5169 ¥1,050(tax in)
<関連リンク>
■オフィシャルサイト