Mana(MALICE MIZER〜現Moi dix Mois)プロデュースの元、2008年5月にシングル「still doll」でメジャーデビューを果たした、チェロ・ボーカリスト”分島花音(わけしまかのん)”。
フランスやアメリカなどを中心に、アニメや“visual-kei”(ヴィジュアル系)などのジャパン・ブームが過熱する海外土壌に向けて、積極的に創作活動を発信してきた分島花音。それゆえに海外におけるその知名度と人気は、日本国内のそれとは比にならないほど高い。
2009年2月には1stアルバム「侵食ドルチェ」をリリースし、総店舗数200店を超えるフランス最大のCDチェーン「FNAC」のシャンゼリゼ店にてインストア・ライヴを実施。過去にマドンナやガンズ・アンド・ローゼズもパフォーマンスを行なったことがある由緒あるステージにて、なんとの史上最多の動員数を記録し、フランス中の主要メディアを驚愕させた。
同年7月には「パリ JAPAN EXPO」及びアメリカ最大のアニメコンベンション「OTAKON」に出演し、ここでも過去最大の動員数を記録している。
彼女の海外人気において特筆すべきは、動画共有サイト「YOUTUBE」での再生回数だ。国内アクセスによる分島花音の動画再生回数はいずれも数万回程度だが、「wakeshima」で検索すると、デビュー曲「still doll」ミュージックビデオの約200万回再生を筆頭に、確認されているだけでも軽く累計500万回再生を突破している。これは国内人気アーティストといえど、考えられないような再生回数だ。
まさに世界を股に駆けるアーティストと断言できる分島花音。
来る7月28日には待望の2nd album「少女仕掛けのリブレット」をリリースするが、本年度の「パリ JAPAN EXPO」において1st album「侵食ドルチェ」がBEST ARTIST&BEST ALBUMにノミネートされたことをうけ、7月1日よりフランスを含めたヨーロッパ全域にて「少女仕掛けのリブレット」の先行リリースが決定したという。
世界に標準を定めた彼女らしいニュースだが、一方、国内のファンに向けてはオフィシャルブログを昨日6月30日に開設させた。ブログには「チェ・ロリータ革命」というなんとも意味深なタイトルがつけられている。
「チェ・ロリータ革命」は、分島花音の愛するチェロとロリータを掛け合わせて命名されたものだが、その真相は明らかにされていない。
ブログでは
「革命というくらいなので・・・なにかのきっかけで、日本発のファッションや音楽など海外で注目されている、『COOL JAPAN』を皆さんと一緒に盛り上げて 革命的・・・!?なことも起こせたらいいなと思っております。」
と軽いタッチで語っているが、フランスにて実際に”革命”ともいえるほどのムーブメントを巻き起こした分島花音なだけに、今後の日本での分島花音の動向にも期待せざるをえない。
■リリース情報
2nd album
「少女仕掛けのリブレット 〜LOLITAWORK LIBRETTO〜」
【初回生産限定盤】
DFCL-1658〜DFCL-1659/アルバム/2010.7.28/?3,800(税込)
【通常盤】
DFCL-1660/アルバム/2010.7.28/?3,059(税込)
<関連リンク>
■オフィシャルサイト