叙情性と普遍性と変態性が見事に一体化した、シーン屈指の個性派ロックバンド、フジファブリック。2004年4月、シングル「桜の季節」でメジャーデビューを果たし、これまでに11枚のシングルと4枚のオリジナルアルバムをリリースし、唯一無二の存在感を放ってきました。
昨年12月24日、ボーカル/ギターの志村正彦が、享年29歳にて急逝。
自らのリアルな感情のすべてを搾り出した4thアルバム『CHRONICLE』を同年5月にリリース後、アルバムを携えた全国ツアー、秋からスタートしたデビュー5周年ツアーとひたすら走り続けた2009年、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズへのレーベル移籍発表を目前に控えての急逝でした。
志村が身を削るようにして精力的に生み出していた新曲の数々は、年明け以降の本格レコーディングに向けてプリプロ(制作準備)段階にあり、移籍第1弾となる作品のイメージや具体的な方向性についても、メンバーやスタッフと前向きに話し合いを始めていた矢先の事でした。
志村の制作途上の楽曲を、フジファブリックの新しい作品として完成させて世に出したい。
新作が届くのを待ち望んでいたファンの皆に、一人でも多くの人達に、志村の紡いだメロディーを、言葉を、歌を届けたい。
メンバーとスタッフの思いは共通のものでした。
それから数ヶ月。志村を軸にメンバー4人が新作に重ねていた真摯な想いを、残されたメンバーの手で結実させ、5枚目のオリジナルアルバムとしてリリースするためにフジファブリックは動き始めました。昨年の『CHRONICLE』ツアーや数々の夏フェスでもサポートドラムを務め、バンドマジックの立役者ともなっていた刃田綴色(from東京事変)を初めてアルバム全曲のレコーディングに迎え、全員の総力により完成させた新曲全10曲を7月28日にリリースすることが遂に正式決定!アルバムタイトルは『MUSIC』。すべてを音楽に捧げて生きた志村正彦が、すべてを解き放ち、見据えたフジファブリックの未来が収録曲ひとつひとつに反映されています。
3,059(税込)の初回生産限定盤は4種類の封入物がランダムに封入されるスペシャルパッケージとなる予定です。通常仕様盤は、8月31日まで「期間限定フジフジプライス」として2,424(税込)の特別価格となります。収録内容の詳細は、オフィシャルサイトにて随時発表致します。
尚、明日5月29日(土)にいよいよ一般発売を迎えるフジファブリック プレゼンツのイベント『フジフジ富士Q』(於 富士急ハイランド コニファーフォレスト)は、当初開場時間15:00を予定しておりましたが、当日の混雑が予想されるため、時間変更となりました。ご注意下さい。
▼変更後の開場/ 開演時間
開場14:00/ 開演16:00 (終演予定 20:00) ※開演・終演予定時間は変更ありません。
☆メンバーよりコメント
・金澤ダイスケ (Key)
ついにニューアルバムができました。
フジファブリック史上最高傑作と言えるアルバムができました。
是非聴いて下さいまし。
・加藤慎一 (B)
今回発表されましたタイトル「MUSIC」色んな意味が詰まってます。
本当に良い作品になりました、聴いてね〜。
・山内総一郎 (G)
『MUSIC』はみんなの想いで作りあげたフジファブリックのニューアルバムです。
すごく大変な作業だったけど、作りたいアルバムができました。
いろいろなバリエーションの『MUSIC』が詰まっています。
早くみなさんのもとへ届けたいです。
[NEW ALBUM発売情報]
フジファブリック 『MUSIC』 2010.07.28 RELEASE
Sony Music Associated Records Inc.
収録曲: 夜明けのBEAT/ Bye Bye/ Helo/ 君は僕じゃないのに/ パンチドランカー/ 眠れぬ夜
他 全10曲収録
AICL 2155 3,059 (税込) ★初回生産限定スペシャルパッケージあり★
AICL 2424 2,424 (税込) ★〜8/31(火) 期間限定フジフジプライス!(通常仕様)★
フジファブリック プロフィール
志村正彦 (Vo/G) Masahiko Shimura 7月10日生 山梨県出身
金澤ダイスケ (Key) Daisuke Kanazawa 2月9日生 茨城県出身
加藤慎一 (B) Shinichi Kato 8月2日生 石川県出身
山内総一郎 (G) Soichiro Yamauchi 10月25日生 大阪府出身
2000年、志村正彦を中心に結成。メンバーチェンジを経て、2004年にシングル「桜の季節」にてメジャーデビュー(当時はドラマーを加えた5人編成)。斬新だがポピュラリティーを感じさせるメロディー、キーボードとギターのリフが絶妙に絡み合う個性的なサウンド、どこか漂う懐かしい日本情緒、そして志村の綴る独特の歌詞世界で一躍注目を集める。四季をテーマにした春夏秋の連作シングルを軸に、1stアルバム『フジファブリック』をリリース。
2005年、冬盤「銀河」、「虹」のシングルを引っ提げ、一連の夏フェスにも積極的に参加。様々なツアーを経てリリースされたセルフプロデュースの2ndアルバム『FAB FOX』にて、より攻撃的でプログレッシブなサウンドを打ち出したことにより、ロックファンから高い評価を得る。
2006年3月、ドラマー・足立房文の脱退により上記の4人編成に。ライブバンドとしての評価、動員は高まる一方で、5月、初の日比谷野外音楽堂ワンマンライブ、12月に初のホールワンマンであるC.C.Lemonホールライブを成功させる。
2007年、久々のリリースとなるシングル「蒼い鳥」(映画「悪夢探偵」エンディングテーマ)が、限定盤にもかかわらずオリコンチャート9位を記録。その後も「Surfer King」、「若者のすべて」など、バンドの振幅の大きさを感じさせる重要なシングルを積み重ね、年末には初のアリーナワンマンである両国国技館ライブを実現。
2007年にリリースされた3枚のシングルを含む3rdアルバム『TEENAGER』を2008年1月リリース。志村以外のバンドメンバーもソングライティングに参加、さらにポピュラリティーの精度を高めた内容となった。
2009年春、先行シングル「Sugar!!」のリリースを経て、スウェーデンでの初海外レコーディングを敢行した4thアルバム『CHRONICLE』を発表。志村の等身大のリアルとも言うべき私小説的内容で、新たなフジファブリック像を切り拓いてみせた。秋にはデビュー5周年ツアーも成功を収める。
2009年12月24日、EMIミュージックジャパンよりソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズへの移籍発表を目前にして、志村正彦が急逝。2010年7月17日、富士急ハイランド コニファーフォレストにて既に開催が決定していたフジファブリック プレゼンツのイベント「フジフジ富士Q」は、メンバーの強い意向とファンの方々からの後押しにより、当初の予定通りの日程にて実施することが決定。バンドと交流のあるアーティストの方々に出演をお願いし、フジファブリックやフジファブリックにまつわる数多くの楽曲をメンバーと共に演奏する場として新たに開催が発表された。
<関連リンク>
■フジファブリックホームページ