ニューアルバム『オーロラ』を引っさげ、ツアー「& Auroras」を全国で開催してきたNICO Touches the Wallsが3月12日、日本武道館にてその追加公演となる「Walls Is Auroras」を開催した。
初の武道館ワンマンとなるこの公演。後部LEDスクリーンに、楽屋からステージへと向かう姿が映し出されると、大歓声が広大なホールに響き渡っていく。
切り立ったカッティングが鳴り響く『そのTAXI,160km/h』からスタートすると、光村龍哉(vo,g)は「デッカイ足跡、刻もうじゃありませんか!?」と笑顔でご挨拶。
アッパーチューンを立て続けに披露して会場の速度をドンドン上げていく。
さらに、武道館に初めて足を運んだのは小学生の頃、松田聖子のコンサートだったと告白した光村は、このステージはNICOにとって間違いなく腫れ舞台だとその意気込みを隠そうとしない。
中でも4人の気合がより反映されていたのが中盤で、『バニーガールとダニーボーイ』のダンスビートで観衆を縦に横にと揺さぶっていくと、後部スクリーンや何台もの照明機器など、ド派手な演出も駆使して深みへと誘っていく。
ツアーの追加公演ということもあり、2ndアルバム『オーロラ』収録曲を中心に演奏されていくが、パーカッションの打ち込みや次々と切り替わるヴィヴィッドな映像がシンクロする『Lomesome Ghost』。
ハウリングをエフェクトする古村のサイケな音像が響き渡る『錆びてきた』など、最新モードとも言うべきステージでも会場を魅了する。
さらに、ゲストとしてキーボードの野間康介を呼び込むと、厚みを増したサウンドでパワフルなヒットチューンを畳み掛けて最高潮に。
かねてより“今のNICO Touches the Wallsの本質に一番近い楽曲”と語ってきた、『かけら −総べての想いたちへ−』『トマト』というミディアムバラードで本編を締め括った。
アンコールではステージ前方にせり出した狭いスペースに集まり、未発表の新曲『速度』をはじめ、ファンにはたまらない選曲で最後まで見所満載のステージを送り続けてくれた彼ら。
様々な趣向で楽曲を彩っていく技量で、そのサウンドを何処までも突き詰めていくその姿勢は、本来なら最も真摯なバンドとして語られるべきだ。
最後の最後、かつての名曲『壁』で、“遮ってるもの 全部越えていく”と歌うその姿は、今後の自分たちの道を照らし出す決意を表していたと言えるのかもしれない。
ツアー決定!!
NICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチ
5月16日(日)郡山CLUB♯9
5月19日(水)Heaven’s Rockさいたま新都心VJ-3
5月22日(土)岐阜club-G
6月5日(土)長崎DRUM Be-7
6月6日(日)周南TIKI-TA
6月8日(火)神戸WYNTERLAND
6月12日(土)横浜BLITZ
詳細はオフィシャルHPまで!
NICO Touches the Walls
new clip dvd
Library Vol.1
2010/3/10 ON SALE
KSBL-5924 3.465(Tax in)
01. そのTAXI,160km/h
02. アボガド
03. (My Sweet)Eden
04. image training *メジャーリリースmini albumより
05. 夜の果て *メジャー・デビューシングル
06. THE BUNGY
07. Broken Youth
08. (My Sweet)Eden -summer 2008-
09 .ビッグフット
10. 風人 *original ver.
11. ホログラム
12. かけら〜総べての想いたちへ
NICO Touches the Walls
new album
オーロラ
NOW ON SALE
初回限定盤 CD+DVD KSCL1525-1526 3,200(tax in)
DVD 日比谷野外大音楽堂ドキュメンタリー+ライヴ映像2曲フル収録(B.C.G/image training)
通常盤 KSCL1527 2,800(tax in)
01. Aurora
02. ホログラム(MBS/TBS系全国ネットアニメ「鋼の錬金術師FA」オープニングテーマ)
03. 芽
04. Lonesome Ghost
05. ビッグフット(2009/05/13完全生産限定シングル)
06. かけらー総べての想いたちへー(読売/日本テレビ系全国ネット「傍聴マニア09〜裁判長ここは懲役4年でどうすか)
07. 錆びてきた
08. レオ
09. N極とN極
10. 風人(映画『蟹工船』主題歌)
11. 波
12. トマト