現在UKで全英第2位を記録し、大手音楽誌NMEの表紙を飾るなど大ブレイクを果たしている天才シンガーソングライター、ジェイミー・ティー(Jamie T. )が、ユーザー発信で待望の日本デビューを飾る。
彼は23歳の英ウィンブルドン出身のシンガー・ソング・ライター。
16歳で引きこもりになるも、2005年から自主制作でアルバムをリリースするなど本格的に活動を開始。2007年1月にリリースしたデビューアルバム「パニック・プリベンション」(このタイトルは彼自身がパニック症候群であった事に由来している)には、リリー・アレンがコーラス参加するなど話題を集め、何とトム・ヨークなどを押しのけ2007年のNMEアワードの最優秀ソロ・アーティスト賞を受賞するなど快進撃を続ける。
その後グラストンベリーやVフェスティバルなどへの主要フェス出演を次々と果たしたジャイミー・ティーは、2009年にSticks’n’StonesやChaka Demusといったリード・シングルに続いて本作「Kings & Queens」をリリースし全英アルバム・チャート初登場2位を記録。
BBCの有名DJにおいては「今年最高のアルバム」に本作を選出。リリース時には表紙に冠し、熱烈に彼を支持し続けるNMEの「今年のベスト・アルバム50」ではアクモン・カサビアンなどよりも上の10位にランクインするなど、完全なるブレイクを果たしたのである!
そんな彼の音楽性は「1人アークティック・モンキーズ」「1人ビースティーボーイズ」などと称され、テムズ・ビートなどの流れを汲みながらグランド・ロイヤル界隈の香りがするなどロック、ポップスはもちろん、ヒップホップやスカ、レゲエなどの要素も持つ。本作ではさらにその音楽性にカラフルさが加わり、ギターやストリングスなども混ぜながら音楽性もポップさも格段にアップ!その一筋縄ではいかない音楽性に虜となったUK音楽ファンが続出している。
UKの若者を虜にしているのはサウンドだけではない。
それはユーモラスでメッセージ性とストリート感覚に溢れた歌詞。
アルコール摂取や街中の喧嘩、ドラッグに走る中毒者、警察の手入れに銃犯罪、暴行警官の曲といった現代イギリスの情景を独特のユーモアで描いている。
本人曰く「アルコールは蔓延していて、皆自分とか近い人が問題を抱えている。
ドラッグも一緒。ツアーに出ている時よりも、日常生活の方がドラッグ問題によく出会う。
暴力や警官もそう。この前夜にタクシーを捕まえたら、その側で喧嘩が始まりボンネットの上に1人が羽交い絞めにされた。暴力が警察を育て、警察がそこら中を徘徊する。曲のネタは街にあふれてるよ。」そんなせいか彼の存在は「荒廃したイギリスの吠える詩人」とカリスマ性を増し、その歌詞は若者に浸透し、ラップ部分さえもライブ会場では合唱になるという。
この海外の盛り上がりぶりの一方、日本では2007年のデビュー作時も輸入盤が話題になったものの日本盤のリリースはなし。
日本盤リリースが熱望されていたジェイミー・ティーだが、このたび某有名SNSサイトのJAMIE.Tコミュニティで「彼の日本盤をリリースしない日本のレコード会社は馬鹿だ」との書き込みを見た現担当者がリリースを決意。
まさに「ユーザー発信型」ともいえる待望の日本盤デビューを果たしたのである。
<関連情報>
・Kings & Queens [Import] [from US] <CD詳細情報&歌詞検索>
<関連リンク>
■ジェイミー・ティー(日本版HP)
■ジェイミー・ティー(イギリス公式HP)
■ジェイミー・ティー(myspaceHP)
■ジェイミー・ティー(VARICOUNT recordsHP)
■ジェイミー・ティー「Kings & Queens」2月17日リリース