言いたいことを言いまくったガールズ・アンセム「Fxxk Boyz Get Money」の激強メッセージが、欧米・南米・アジアと世界中の人気インフルエンサーから支持され、1st アルバム「Femm-Isation」が全米「Billboard Chart」の「World Albums」でトップ10入り、イギリスでも「HMV」全店で「Best Indies Album」に選出された『FEMM(フェム)』。
昨年12月にリリースした2nd Album「Tokyo Girls Anthem」には、A$AP RockyやFrank Oceanなどを手掛ける『Boys Noize』、Charli XCXやRina Sawayamaなどを手掛ける『Danny L Harle』、DaBabyやLil Uzi Vertなどを手掛ける『Star Boy』など、ワールドワイドなプロデューサーが参加した。その中でも、異彩を放っていたのが「Mental Health(メンタルヘルス)」という楽曲。活動をずっと共にしてきた盟友「Yup’in」、雅楽を取り入れたHip-Hopで世界的評価を得ている「Radical Hardcore Clique」とFEMM自身によるコライト(共同制作)で生まれたダークネスなネオ・トラップだ。
そして、本日、同楽曲が持つ高濃度なヤミをビジュアライズしたMusic Videoが、リカットされた。海外では既に大きなうねりを見せている“DARKPOP” をいち早く体現してきたFEMMだが、この楽曲は、その集大成とも最深とも言える。人間が持つ二面性、そのヤミ側を綴ったストレート過ぎる鋭利なリリックはもちろん、(全く聴取感は異なるが)フューチャーベースのような雅楽の音色を切り刻んだ不安なムードなど、精神的なアンバランスが真摯に表現されている。一方で、弱々しさを感じる場面はなく、終始、悪態とも言えるほどの自己主張を繰り返すあたりに、代弁者として「よくぞ、言ってくれた!」という爽快感だけでなく、ある種の “救い” をもたらす楽曲だ。そんな赤裸々な音楽作品を可視化した映像は・・・カオス中のカオスな仕上がりとなっている。本来、存在し得ない黒い光は、バーチャルという高次元な第三世界を持つ現代ならではの表現だろう。一見の価値アリだ。パースペクティヴという技法を用いた三面LEDに囲まれた箱は、心の奥底に潜む閉ざされた部屋を表しており、その中で弾けんばかりに荒れ狂う負の感情の権化を、FEMMとYup’in自身らがアクトしている。
世界的イベントで活躍するアーティスト『YAMACAHNG』によるあえて過剰なレーザーの格子、同じく世界的な人気を誇るビジュアル・コレクティヴ『BRDG』の高濃度で重圧なコンピューター・グラフィック、「WORLD OF DANCE」の世界王者『UNVISION』を率いるダンサー『GENDAI』の感情を逆撫でするエグいムーヴにも注目だ。もはや、劇薬!!!これは大げさではなく、FEMMにしかできないFEMMならではのヤミへの対抗作なのだ。この良薬を口にする苦さは、沈む心に確実な浮力を与えるだろう。
【リリース情報】
FEMM / New Album
「Tokyo Girls Anthem」OUT NOW!!
DL & Streaming:
https://avex.lnk.to/TokyoGirlsAnthem
DL & Streaming(EU & UK):
https://jpurecords.com/products/femm-tokyo-girls-anthem
tracklist:
01.Tokyo Girls Anthem [Prod. by Star Boy]
02.Mental Health feat. Yup’in [Prod. by Radical Hardcore Clique]
03.Lolly [Prod. by LISACHRIS]
04.ID:T1G3R [Prod. by Radical Hardcore Clique]
05.L.C.S. [Prod. by Boys Noize]
06.Dolls Kill feat. ELLE TERESA [Prod. by LAZ\$TAR]
07.Plastic [Prod. by MYLK]
08.Boss [Prod. by KM]
09.Level Up feat. Duke of Harajuku [Prod. by Star Boy, Loesoe, Radical Hardcore Clique]
10.Peach [Prod. by Danny L Harle, Radical Hardcore Clique]
【Music Video】
director & stylist : BABYMARY
director : 2nd Function
★「Lolly」:2022年01月14日公開
★「ID:T1G3R」:2022年01月公開予定
【FEMM PROFILE】
RiRiとLuLaによる意思を持つ2体のマネキン・ラップ・デュオ。代表曲『Fxxk Boyz Get Money』が、痛烈なメッセージを持つガールズ・アンセムとして、アメリカのティーンらに支持されると、瞬く間に、ヨーロッパや南米、そして、アジアへと世界的なインフルエンサーを含むエージェント(FEMMのファンの呼称)に拡散。結果、デビューアルバム『Femm-Isation』は、全米ビルボードチャート「World Albums」で “TOP10” 入りを果たした。イギリスでも「Huffington Post」の「6 Acts To Watch in 2016(今観るべき6アーティスト)」や「HMV」全店で「Best Indies Album」に選出されるなど、国内外でフィメール・ラップ・シーンのニュー・ディケイドを切り拓いた。インターネット・カルチャーにも精通し、今、世界を席巻中のリバイバルにもいち早く着手。Vaporwave的解釈で「80’s – 90’s J-POP REVIVAL」をリリースし、高い評価を得た。2020年には「どこを探しても(まだ)存在しない真新しい音」というメッセージを込めた6曲入りのE.P.『404 Not Found(インターネットで探していたHPが見付からない時に出るステータス・コード)』をリリース。エージェント(FEMMのファンの呼称)だけでなく、ダークな世界観や「Hyper Pop」と呼ばれる世界のトレンドともリンクする攻めた音楽性が国内外のメディアから深く鋭い注目を集めている。
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