トレードマークの赤、見たものにインパクトを与える印象的なビジュアルアートを入り口に、極め付けはその芳醇かつ絶妙なポップス加減のソングライティングで注目を集めている東郷清丸。名実ともにその才能を知らしめたアルバム『2兆円』が七尾旅人、スカート澤部渡、DAOKOと言ったアーティストからのレコメンドをきっかけに話題となり、FUJI ROCKのRookie A Go Goステージにも出演、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が主宰するAPPLE VINEGAR MUSIC AWARDにも優秀な音楽作品としてノミネートを受けた。
東郷清丸 – L&V (MusicVideo)
Unknown Mortal OrchestraやDirty Projectors、Buttering Trioをフェイバレットに挙げる東郷の音楽性はしかし、更に今作で深度を高め、広義のダンスミュージックやワールドミュージックをも取り込みつつも、あくまでに清丸ワールドを展開する、唯一無二とも言える新境地に。
ライブでもバンド編成としておなじみのベース厚海義朗(GUIRO、cero他)、ドラムス河合宏知に加え、パーカッション・コーラスに角銅真実、キーボードに別所和洋(ex:YASEI COLLECTIVE)、二胡に吉田悠樹(NRQ)、フルートに池田若菜、サックスにあだち麗三郎、トランペットに三浦千明…と今作には数多くのゲスト陣が参加。更には収録曲「シャトー」で、mei eharaとのデュエットに挑戦している。レコーディング・ミックス・エンジニアには葛西俊彦、マスタリング・エンジニアは風間萌、そしてアートワーク、デザインは前作同様、アートディレクター髙田唯(Allright)と後藤洋平(gtP)による鉄壁の布陣。
また、収録曲「L&V」「アノ世ノ」「秋ちゃん」「龍子てんつく」は、劇場ぷちアニメ「恋するシロクマ」のメインテーマ曲としてタイアップもされている。
究極の9曲が収録された今作『Q曲』とは、新しく来たる世界へ掲げた、大きく曲がりくねったクエスチョンマークである。そして、いわばそんな混迷とした時代の中へと颯爽と突き進むような、この野心的なポップス冒険譚である本作こそがアンサーでもあります。必聴です。
【リリース情報】
アーティスト名: 東郷清丸
タイトル: Q曲
発売日: 2019年 5月 29日(水)
定価:2500円+税
発売元: Allright Music
品番: ALRM-006
1. 201Q
2. 龍子てんつく
3. アノ世ノ
4. L&V
5. 秋ちゃん
6. シャトー
7. Nepenthes
8. YAKE party No Dance
9. 多摩・リバーサイド・多摩
【プロフィール】
東郷清丸:
1991年横浜生まれ。幼少期からバスケットボールで培った身体感覚と合唱コンクールの指揮者で養ったカンのようなものをベースに16歳頃から作曲 を始める。童謡からポップス/ロック/ブラックミュージック/ラップなどの音楽のみに留まらず、人の会話や虫の鳴き声や車のエンジンや換気扇の回る音にい たるまで、耳に入るもの全てに感銘を受けながら音楽表現に取り組むソングライター。
演奏時は弾き語り、エレキ+リズムマシンを用いたソロ、他プレーヤーを迎えてのバンド編成など、場所にあわせて自由な形をとる。
2017年1月、自宅にて制作した「ロードムービー」をsoundcloudに公開し活動をスタート。同年3月に「TOKYO BIG UP!オーディション」最終選考出場。ライブ審査にて特別審査員の中尾憲太郎/ 松田“CHABE”岳二/MC.sirafu各氏に絶賛され審査員特別賞を獲得。
2017年9月、自らの勤めるデザイン/活版印刷を軸とした会社Allright内に新たにレーベル”Allright Music”を立ち上げ、11月に1st Album「2兆円」リリース。”APPLE VINEGAR AWARD”ノミネート10作品にも選出される。
2018年7月、FUJI ROCK FESTIVALにてROOKIE A GO-GOに出演し、翌年のメインステージ出演をかけた選考の会場投票で1位を獲得した。そして、2019年5月29日に最新作「Q曲」をリリースする。
【東郷清丸オフィシャル】