映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』[11/23(木・祝)公開]の公開を直前に控えた11月6日(月)、大阪のシンボルである通天閣に、本作の主演を務めたGACKT、二階堂ふみ(以下二階堂)、片岡愛之助(以下愛之助)、ハイヒールモモコ(以下モモコ)が登場し、『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』「日本大阪化計画」プレミアイベントが実施された。
前夜17時頃、京都へリポートに颯爽と降り立ったGACKTは「疲れた…」とコメントしながらもカメラに笑いかける。約2時間10分のフライトでは上空から琵琶湖を見下ろす景色を楽しんだと話し、翌日の「日本大阪化計画」プレミアイベントのため、大阪に向かった。
直前までの雨も上がり曇天を吹き飛ばすほどにボルテージが上がり切った会場に、2.5Mの巨大なビリケン像の左右からGACKT、二階堂、愛之助、モモコが登場すると、客席からは割れんばかりの大きな拍手が。興奮冷めやらぬ観客に手を振りながら、4人は悠々と50Mのド派手なヒョウ柄のレッドカーペットを歩きステージに到着。作中では、埼玉解放戦線の麻実麗(GACKT)と壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が日本埼玉化計画を推し進めるため、母親であり元大阪府知事(モモコ)の悲願である日本大阪植民地化計画を進める府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)に立ち向かう。埼玉に海を作るため関西に向かった埼玉解放戦線リーダー麻実麗を演じたGACKTが「ここに来たのは初めてなのでちょっと興奮してます」と話し高揚した姿をみせると客席からは黄色い声援が上がった。関西に行ってしまった麗に代わりバラバラになってしまった埼玉県人の心を再び一つにしようと奔走する壇ノ浦百美を演じた二階堂も「雨予報だったんですけども、皆様のパワーで雨も上がって、歩いてくることができました」と太陽のような笑顔を見せました。関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃を演じた愛之助は、「地元大阪ですから嬉しいですね。通天閣は映画の中でも非常に大事なポイントになりますのでお楽しみに」とコメントし嘉祥寺晃さながらの不敵な笑みを浮かべると、嘉祥寺の母であり元大阪府知事を演じるモモコも「めちゃくちゃ地元なんで帰り、歩いて帰ろかなと思ってます~」とおどけ、笑いが起った。
「2作目もキャスト続投のオファーがあった際のお気持ちは?」という質問には、GACKTが「やめましょうと伝えました」とのストレートな言葉で笑いを起こし会場を盛り上げた。同じ質問を振られた二階堂も「やめましょうと」と同じ回答で笑いをさらい仲の良さを垣間見せた。モモコは「大阪人はいじられたことがおいしいと思ってるんでみんな喜んで喜んで何回も観に行ってくれると信じてます」と大阪人への愛溢れるコメントで拍手が巻き起こった。
「大阪の方からどんなリアクションが返ってくると思いますか?」という質問にGACKTは「不安で仕方ないです」と吐露し、「撮影の前からずっと言ってたんですけど、大阪の人達を敵に回すと怖いよ」と悪者として描かれる大阪の方々の反応が気になるご様子。二階堂は「前作がヒットした分今作は羽振りがよくなっているので、その分愛之助さんやモモコさんという豪華な方々に出ていただけて、さらに派手な大阪の人も大好きな感じになってるんじゃないかという期待もあります」と手ごたえを感じた様子。藤原紀香との夫婦共演について問われた愛之助は、「めちゃくちゃ仲悪い夫婦という設定だったので楽しかったです」と会場を盛り上げた。
また、「関西弁での演技振り返っていかがでしたか?」という質問にはGACKTが、「自分の思う関西弁のイメージが表に出るというシーンだったのですが、僕のイメージはミナミの帝王でした」とコメントし客席からはどよめきが起こった。GACKTは続けて「ふみちゃんのイメージは横山やすし」とプチ暴露し、二階堂は少し慌てながらも「大阪といえばやっさんでしょ!」と横山やすしへの愛を力説し、客席からは暖かい笑いが起こった。
愛之助がGACKTの顔を舐めるという衝撃的なシーンが、実は台本に無くGACKTからの発案だったことを愛之助がバラすと、GACKTも「舐めてもらえますか」「舐めていいんですか」「遠慮なくいっちゃってください」「それではいかせていただきます」という丁寧なやり取りがあった事を明かした。
「続編を作るならどこが舞台だと思いますか?」という質問には二階堂が「うかつに言えないです…」と神妙にコメント。GACKTも「盛り上がってるスタッフは三作目も…なんて言ってますが僕は全力で阻止します」と変わらない強固な姿勢を示した。
「この作品の伝えたいテーマは?」という質問にはGACKTは「世の中がピリピリしてるじゃないですか。くだらないっていう一言で笑ってすませられることっていっぱいあると思うんですよね。観る方が実際にくだらないって笑って共有できる懐の深さ、大きさがあるとこの国はもっといい国になる」とこの作品に希望を託した。二階堂も「描き方はバカバカしくくだらないんですが、争いとか分断とかが引いてみたらこれくらい滑稽なんだなと、お互いをいいところも悪いところも受け入れあって面白くエンタメとして見られる作品なんじゃないかなと思います」と今作が世に放たれる意味を改めて考えさせられるコメントを残した。
あっという間に最後のメッセージになり、モモコは「ほんとに映画館で見てほしいと思います。何もかも忘れて笑える日を作ってください」と暖かいメッセージを伝えた。愛之助は「エンドロールまで名前を確認してください。こんな人出てんの!わかんなかったなという人はもう一度是非見てください!」と力強く想いを伝えた。二階堂は「どんどん関西で盛り上げてください!」、GACKTは「この作品は僕らだけでは完成していなくて、見に来る方の笑い声も含めてそこで初めて完成する作品だと思うので、実際に劇場に足を運んでいただいて、全く知らない人たちと笑いや感動を共有して頂いて、それぞれのその場にしかない空気を作っていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、キャストそれぞれの挨拶は終了。最後は通天閣をバックにフォトセッションを行い、「日本大阪化計画」プレミアイベントは幕を閉じた。
<映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 作品概要>
《プロローグ》
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。〜日本埼玉化計画・第Ⅱ章 東西対決〜遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた――。
<作品情報>
■タイトル 『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
■公開日:2023年11月23日(木・祝)
■キャスト:G A C K T 二階堂ふみ 杏 片岡愛之助 ほか
■原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』 魔夜峰央(宝島社)
■監督:武内英樹(「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズ、「ルパンの娘」シリーズほか)
■脚本:徳永友一(「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか)
■映画コピーライト:©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
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