──ニューミニアルバム『Canvas*』は、Yun*chiさんが収録全曲の作詞に携わり、自身の恋愛観やリアルなメッセージを込めた意欲作ですが、いつ頃から制作をスタートされたのでしょうか?
去年からあっためていた曲も収録されていますが、アルバム制作としスタートしたのは今年の春頃です。
「自分の未来を、自由な色で、自由に描いていこう。」というイメージで、絵を描く「Canvas*」というタイトルにしました。
──「Trendy Night*」、「Kare Kano*」のようなYun*chiさんらしいポップな楽曲もある一方、切ないバラードやハートフルなミディアムチューンなど多彩な7曲を収録していますが、レコーディングはいかがでしたか?
歌詞って、普段喋る時のように言葉を好きにチョイス出来るわけではなくて、限られた音に言葉をハメなくてはいけないので、気持ちに近い言葉をチョイスするのは思ったよりも大変。
今回のレコーディングでも、どうしてもしっくりこない箇所があって、1人でレコーディングブースの中で何十回も同じフレーズを唄ってみるんだけど、歌詞のハマりが悪くて、もの凄く悩んでいたら、制作スタッフがレコーディングブースに入って試しにそのフレーズを唄ってくれるっていう事があって、おかげで凝り固まった空気にいい風が流れたし、ピッタリな言葉がチョイスできたし、私だけが歌えるのではなく、リスナーにも歌いやすいものに出来たんじゃないかな?と思います。
あとは「Trendy Night*」の曲終わりパーティー感を出したかったので、ガヤを入れたんですが、サンプリングではなくて、実際に私と、Jazzin’parkのお二人や、スタッフ総動員で録音したのが楽しかったです。ヒューっていうの気持ちよかったw
──それでは、収録曲についてお聞きします。1曲目の「今僕のいる場所が理想と違っても」は、夢を諦めない気持ちを歌った応援ソングですが、どのような想いから歌詞を書かれたのでしょうか?
50曲以上あるデモ(候補曲)の中からYun*chiチームで全ての曲を聴き、選び出した宝物が木下さんのこの曲「今僕」です。
正直に言うと、50曲も聴くと途中で頭ん中がこんがらがってしまって、香水を選んでいる時に鼻がおバカになっちゃうみたいになってしまうんだけど、それでも印象深く綺麗なメロだなと全員一致でした。
なにより、2年ぶりのリリースという事もあって、正直リリースが決まるまでの時期、私はとても不安でした。
デビューしてからこんなにリリース出来なかった事が初めてだったので、歌を続けられるのかな?と葛藤する日々が続く中で、変わらずライブに来てくれるファンや、仲間、家族にもらった言葉が心に響いたし、とても励まされました。この気持ちを歌にしたい。と思って出来上がった曲です。
今度はこの曲を歌って、頑張ってる人の背中が押せるといいなって思っています。
──「今僕のいる場所が理想と違っても」はミュージックビデオを制作されていますが、どのような作品に仕上がりましたか?また、撮影はいかがでしたか?
今回はそれぞれ夢に向かって頑張っている女の子達に出演してもらいました。
声優としても活躍している小森未彩ちゃん、女優として活躍する池田愛ちゃん、双子でモデルの谷奥えりちゃんや、新人モデルの元井三央奈ちゃん、木村美花ちゃん。
撮影が始まる前にみんなに「自分の夢を思い描いてる表情を撮らせて欲しい。」と伝えました。みんなキラキラな眼と、素敵な表情をしてくれました。
撮影もスタッフや演者のみんなのおかげで和気藹々と進み、私もリラックスしていたので、Yun*chi作品史上1番ナチュラルに爽やかな表情が出せたと思います。
──2曲目の「HIMAWARI*」は、失恋の痛手から立ち直ったであろう主人公が、大切な人との思い出を振り返りながらも前を向く姿を描いた切ないバラードです。どのようなキッカケから「向日葵」をモチーフにして作詞をされたのでしょうか?
実は、夏って苦手で…。
できれば涼しい場所を選んで生きていきたい側の人間な事もあって、今までThe夏!っていう曲は作ってこなかったんだけど、今回は夏らしい曲に挑戦してみよう!という事で「HIMAWARI*」を選びました。
優しく淡い、夏の恋を思い返す曲になってます。
切ないだけじゃなくアッタカイ気持ちになれるような、今でも彼を好きになってよかったなっ…て思えるような仕上がりに出来ました。
──4曲目の「Kare Kano*」は、アコースティックギターの音色が耳に残るPOPなダンスナンバーです。ご自身とJazzin’parkの久保田真悟さんと栗原暁さん、さらに作曲家/トラックメーカーのAvec Avecさんとの共作ですが、楽曲制作はどのように進められたのでしょうか?
Jazzin’parkさんはデビュー前から、Avec Avecのたくまくんはデビュー当時から、Yun*chiの楽曲に携わって頂いてます。
Yun*chiの事をよく知るチームだからこそ自由度の高い曲作りができたかなと思います。
「こんなメロディはどう?」「もっとこうする?」「や、こうのがいいんじゃない?」と、メロディやアレンジの音作りなど遠慮なく話し合えたと思うし、良いところを引き出し会えたと思います。
この曲は、公園で休日を過ごす彼氏彼女の様子を描きました。
せっかくの休み、お弁当を作って公園に出かけたのに膝の上で寝てしまう彼。
この歌のヒロインの気持ちに寄り添って、彼のどんなところが許せなくてグチを言ってるのか、そしてどんなところが愛しくてしょうがないのか、さとるさんも真悟さんも、たくまくんも、私以上に乙女なヒントを沢山くれました。
サビの魔法使いの呪文のようなフレーズが可愛くてお気に入りです。
──6曲目の片想いバラード「Seaside In Dream*」は、想いを寄せる相手と過ごす海辺の情景描写が印象的ですが、具体的にどこかの海をイメージして歌詞を書かれたのでしょうか?
この曲の歌詞を書き始める少し前かな?
通り雨が降る季節になって、Instagramなどでよく虹の写真を見かけました。
そして、たまたまそのちょっと前に、プライベートで江ノ島に行った事もあって、この歌を描きました。
「通り雨が降る前に繋いだ手を雨が降り止んで虹がかかっても離さないでね。」という気持ちから生まれたストーリーです。
──ラストナンバーの「Thank U*」は、大切な人への感謝を綴ったハートフルなミディアムチューンです。「今の私は どこにいるの?」、「私はそんなに強くないから」、「今日も“ホントの私” 探してる」といった歌詞はYun*chiさんの気持ちを映し出しているようにも思いましたが、作詞はどのように進められたのでしょうか?
ライブの後のありがとうの気持ち、曲を聴いてくれるみんなの事を考えると、自然にありがとうっていう気持ちがこみ上げてきます。
今歌う事が出来てるっていう事に対して、歌で感謝の気持ちを伝えられたら1番だな!と思って出来上がった曲です。
みんな理由は違うかもしれないけど、不安に押しつぶされそうな日って1度は経験した事があるんじゃないかな…。そういうときにも、聞いてもらえたら嬉しいな。
──シンガーとしての意欲作『Canvas*』を発表後はライブへの期待も高まりますが、今後の抱負をお聞かせいただけますでしょうか?
今年の11月で、メジャーデビューをして自身のソロ作品を作るようになってから5周年を迎えます。
自分のルールに囚われる事無く、挑戦する事を怖がらず柔軟に、聞いてくれる皆にサプライズをプレゼント出来るYun*chiで在りたいです。
1. 今僕のいる場所が理想と違っても
2. HIMAWARI*
3. Trendy Night*
4. Kare Kano*
5. Again*
6. Seaside In Dream*
7. Thank U*
【CD情報】
ミニアルバム
発売:2017.08.02
CRCP-40523
playlist Zero / CROWN RECORDS
2,130(税抜)
CD購入
オフィシャルサイトはコチラ!
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Yun*chi『Canvas*』発売記念リリースイベント&特典会
8月05日(土)①13:00~ ②15:00~
ベニバナウォーク桶川 1F センターコート
8月12日(土) 15:00~
ワカバウォーク イベント広場
8月13日(日) 13:00~
イオンタウンおゆみ野1F 中央エスカレーター前広場
8月19日(土) 15:00~
イオン石岡 2F イベントスペース
8月20日(日) ①13:00~ ②15:00~
熊谷ニットーモール 1Fイベント広場
IKSPIARI presents Special Summer Live ~Yun*chi~
8月27日(日) 18:00~
イクスピアリ 2Fセレブレーションプラザ
※イベント情報詳細は日本クラウンHPをご確認下さい。
http://www.crownrecord.co.jp/artist/yunchi/whats.html
幼少期よりYUKIやCharaなどの女性シンガーに憧れ、積極的に音楽活動を始める。デビュー前から様々なアーティストの作品やコンピレーション・アルバム等に参加するようになる。
2012年11月、ミニアルバム『Yun*chi』でメジャーデビュー。Yahoo!急上昇アクセスランキング2位(9/14)をマーク、「ミュージック・ジャケット大賞2013」にて「大賞」を受賞。
2013年に1stシングル「Your song*」、2014年には2ndシングル「Wonderful Wonder World*」をリリース。両曲ともTVアニメ「ログ・ホライズン」エンディング・テーマとなり、第2シリーズではサフィールの少女役で声優としても出演。
2015年4月、初アニソンカバーアルバム『アニ*ゆん~anime song cover~』をリリース。ジャケットは『おジャ魔女どれみ』や『プリキュア』のキャラクターデザインを手がけた馬越嘉彦が書き下ろした。同年7月、3rdシングル「Lucky Girl*」をリリース。TVアニメ「うーさーのその日暮らし 夢幻編」主題歌となる。同年9月には☆Taku Takahashi(m-flo)、Chara等の豪華プロデューサー陣が参加した2ndアルバム『Pixie Dust*』をリリース。
アメリカ・テキサス州オースティンで開催された音楽・映画 ・インタラクティブなどを組み合わせた世界最大級のフェスティバル「SXSW2016」や、ロンドン、ミャンマー、ジャカルタ、NY、マレーシア、台湾など世界各国で開催される大型イベントにも出演。
アーティスト名についている記号「Asterisk」は、妖精が空を飛んだ時の軌跡「pixie dust」から由来しており、キラキラと輝いていけるようにという目印で「小さな星」という意味を持つ。