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PALU 映画『彼岸島 デラックス』EDテーマでデビュー!個性豊かな5人が奏でる大人のポップロックユニット「100年時が過ぎても」絶賛発売中!!

インタビュー

PALU 映画『彼岸島 デラックス』EDテーマでデビュー!個性豊かな5人が奏でる大人のポップロックユ

★Music Video★

PALU(パル)は、女性ボーカルPALUを中心に、井上 薫(作曲/キーボード/バンドマスター)、竹之内カズヤ(ギター)、伊吹文裕(ドラムス)、山本 連(ベース)の個性豊かな5人から成る大人のポップロックユニット。映画『彼岸島 デラックス』エンディングテーマ「100年時が過ぎても」でデビューを飾った。デビューシングルは、透明感のある綺麗な歌声が耳に残る表題曲のバラードと、ティン・パン・アレー等に影響を受けたAORテイストの70’sサウンドを標榜するPALUならではのロックナンバーの2曲を収録し、まさに名刺代わりの1枚といえる仕上がりだ。今回は、作詞も手掛ける紅一点のボーカル・PALUに直撃インタビュー。影響を受けたアーティストからデビューシングル、そして自主企画ライブの話を聞く中で、時折飛び出す独特な言い回しが印象的な取材となった。その感性からどのような歌が生まれるのか今後の作品も楽しみになりそうだ。

耳に止まる音楽は70年代の曲

──映画『彼岸島 デラックス』のエンディングテーマ「100年時が過ぎても」がリリースとなりましたが、まず、デビューされての率直なお気持ちをお聞かせいただけますか?
やっとスタートしたかなという感じです。ミュージックビデオを撮影したり、ボーナストラックとして収録している「Live at 彼岸島」で歌ったり、リリースまで時間があったので、やっとスタート出来て嬉しいです。
──家族や友達の反響はどうでした?
私の母がCDを10枚買って姉に渡したらしいんです。「配れ!」って (笑)。母自身も親戚に配ったりしていたようです。母と仕事の話はしませんし、普段クールな感じなんです。デビューが決まった時は喜んでいましたけど、そういう「ザ・母親」的なことをすると思っていなかったから驚きました(笑)。あらためて母の愛情を感じましたね。家族が喜んでいることを知って、私たち「PALU」としてデビューした実感が湧きました。
──資料を読んでいて影響を受けたアーティストが意外でした。渋すぎませんか?
よく言われます(笑)。私の耳に止まる音楽は70年代の曲が多いんです。何故そうなるのかを考えると、映画『小さな恋のメロディ』が思い当たります。母はとても映画が好きで、家にビデオやDVDが沢山あります。その中に『小さな恋のメロディ』があって、小さい頃に繰り返し何度も観ていたんです。それで、映画が醸し出す時代の雰囲気とか、全編に流れるビー・ジーズの音楽が染みついていて、その時代の音楽に惹かれるのかなって思うんです。
また、リンダ・ロンシュタットは、ラジオで流れていた「IT’S SO EASY」が耳に止まってからハマりました。カントリーミュージックの楽器の音色も私の好みに合っているみたいです。イーグルスを聴き始めたのも大人になってからですね。
──邦楽アーティストの中では、伊勢正三さんに目が留まりました。
伊勢正三さんは歌詞が大好きで、「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」でのライブも観に行きましたね。そのライブでバックを務めていたのがセンチメンタル・シティ・ロマンスさん(以下、SCR)で、彼らの曲を初めて聴いたんですけど物凄く感動したんです。後から辿ってみると、SCRさんもイーグルスやリンダ・ロンシュタットの影響を受けているそうです。だから、いろいろなアーティストの曲を掬い取りながらも、結局、私の音楽の嗜好は一貫しているんだろうなと思います。
──ちなみに、はっぴいえんどさんを聴くようになったキッカケは?
SCRさんは、はっぴいえんどさんの曲を歌った「はっぴいえんど」というカバーアルバムを発表しているのですが、その作品を私はSCRさんのオリジナルアルバムと勘違いしていたんです(笑)。カバーアルバムと知って、後からオリジナルのはっぴいえんどさんを聴いたカタチですね。

一番書き直したのはサビの歌詞

──タイトルナンバー「100年時が過ぎても」は、映画『彼岸島 デラックス』のエンディングですが、書き下ろしですか?
制作中の映像をいただいて、それを観た上でどんな楽曲が映画のイメージに合うかということを考え、曲と歌詞を書き下ろしました。曲が先に決まって、シンガーソングライターのかの香織さんと私の共作で歌詞を書いたんです。
──曲を初めて聴いた時は、どんな印象でしたか?
『彼岸島 デラックス』のエンディングにピッタリの素敵な曲だなって思いましたね。映画は、主人公の明が、彼岸島で消息を絶った兄の篤を探すためにその島に上陸し、吸血鬼たちと壮絶なバトルを繰り広げるんです。アクションシーン満載の一方で、物語は兄弟愛を描いています。そこに着目して兄弟愛をテーマに歌詞を書きました。兄弟のどちらの視点から歌詞を書くかは悩みましたけど、やはり主人公である弟に視点を置いて作詞しました。
──歌詞はシンガーソングライター・かのかおりさんとの共作ですが、ご一緒されたキッカケは?
かのさんとは1つ前の曲も共作させていただいて、それで今回もタッグを組ませていただきました。
──前作というのは?
TOKYO MX、福島中央テレビ、エムオンで放送していた『接続無用』というショートアニメの主題歌です。映画・CM監督のグ・スーヨンさんと二人でやっていたbayfmの「接続したくない人たち」というラジオ番組内で、グ・スーヨン監督が脚本を書いてショートドラマをやっていたんです。私が黒ネコのメルシー・ポワゾン、監督が白クマのらい蔵を演じているんですが、そのドラマが面白いと評判になったみたいでアニメ化されました。その主題歌「涙目のガール」が、かのさんとの最初の共作です。
──今回の共作詞はどうでしたか?
かのさんは歌い手を尊重してくださる方で、「歌った時にメロディと歌詞がピッタリくる言葉が絶対にあるから、それを大事に考えたほうがいいよ」とアドバイスしてくれて。教えてもらうことが多くて、とても勉強になりました。「100年時が過ぎても」は、メロディの1音1音がハッキリと区切れていて、言葉を当てることがすごく難しくて。印象に残る言葉を入れたいと思っても、Too muchに浮き立ったりするので、そういうさじ加減を考えて何度も書き直しました。一番書き直したのはサビの歌詞ですね。レコーディング当日まで言葉を組み替えたり、歌ってみて言葉とメロディが合うかどうかを試したり。書いた歌詞全部のパターンを試したんではないかと思うぐらい、本当に細かくやりました。
──ライブ・バージョンの冒頭で「この曲がみんなの胸に届きますように」と言っている気持ちが分かった気がします。また、歌い方も特徴的ですが、レコーディングはいかがでしたか?
今回は割と早めにOKが出ました。前作の「涙目のガール」はミディアムテンポの明るい曲で、上手く歌えなかったりして大変でした。その時と比べて、今回は試行錯誤しなくても、自分の声で気持ちのまますっと歌えました。ディレクターの方も「PALUに合っている曲だね」と言ってくれましたし、「100年時が過ぎても」のようなバラードやスローな曲のほうが歌いやすいというか得意なジャンルのように思います。
実は、2015年の12月にレコーディングしたんです。映画の初号試写がかなり早く、昨年の1月のMA(音入れ)だったので。
──ということはリリースまで1年も!?なおさらリリースが待ち遠しかったのでは?
待つのは慣れています(笑)。私はもともと役者をやっていたんです。セッティングとか出番待ちとか、役者の世界は待つ事が仕事という部分もあります。それと同じ感覚ですかね。この映画の撮影も2年前ぐらいだったらしくて、出演者の方が冗談交じりに「本当に公開されるのかな?」と言っていました(笑)。
──「100年時が過ぎても」は、既にライブで披露しているんですか?
レパートリーの中では一番多く歌っている曲になりました。そのせいか、他の曲よりも歌がひとつ飛び抜けて成熟している感じがあり、より皆さんの心に届けられるようになっているように思います。

自主企画ライブが本当に繋がりたいと思うアーティストに出会える機会になれば

──カップリングの「惑わす子羊」はキーボードとギターのリフレインが耳に残ります。作詞はPALUさん、作曲はキーボードの井上さんですが、曲作りはどのように進めたんですか?
私のお気に入りの歌詞に井上さんが曲を付けるカタチで制作した楽曲です。井上さんは初めて詞に曲を付けたそうですけど、99%私が書いた歌詞のままメロディを付けてくれました。初めて詞先で作ったとは思えない、想像を上回るメロディを作ってくれました(笑)。私の書いた歌詞が、本当に良いところに嫁いでくれたって純粋に嬉しかったですね。
──歌詞は男たちを惑わす女性を描いていますが、モチーフはPALUさんご自身ですか?(笑)
私自身がモチーフではないです(笑)。日常から離れた風景を思い浮かべてデコレーションして書きました。男性に振り回されるのではなく、女性が主導権を握って欲しいなという想いはありますね。「私が手玉に取っているのよ」みたいな(笑)。そういう願望をくすぐれたらいいなと思って、日常では言えない内に秘めている想いを描いています。女性への応援歌というと変かもしれないですけど、この曲を聴いり歌ったりして女性がストレスを発散してくれたら嬉しいですね。
──普段から作詞はしているんですか?
日常で気になる事があったら書き留めたり、詩は書いています。詩を書き始めた頃から、なるべく曲が付け易いようなカタチを意識してはいますね。
──2曲それぞれミュージックビデオを制作していて、「100年時が過ぎても」は『彼岸島』の人気キャラクターである師匠の娘、“お春”を、「惑わす子羊」では「謎の女教師PALU」を演じています。役柄によって印象がガラッと変わって驚きです。
それって私のセールスポイントになりますかね?(笑)。ミュージックビデオは七変化させてもらっています(笑)。
「100年時が過ぎても」は、『彼岸島 デラックス』の製作スタッフに撮影していただきました。1日で全部撮ったので、パルタスのメンバーも大変だったみたいですけど、初めての演技を楽しんでもいたようです(笑)。
──キーボードの井上さんが刀を振りかざし、ベースの山本さんに見事な袈裟切りをキメています。
名演技を見せてくれました(笑)。ギターの竹之内さんもドラムの伊吹さんも、いい味を出していますよね。
──一方の「惑わす子羊」のMVでは、生徒役の井上さんが「PALUはどういう意味なんですか?」と質問をしていますが、PALUさんは口パクで何と答えているんですか?
あのシーンは冗談で「パルコの娘です」と言っています(笑)。撮るたびに何か面白い事を言おうと考えていたら、ディレクターから「セリフは出さないから表情だけお願いします」と指示されてしまいました(笑)。冗談を言うことばかりに気持ちが行って、肝心の表情がおざなりになっていたんですよね(笑)。
──実際のところ、PALUさんはどういう意味なんですか?
本名の「ハルカ」に丸を付けて「PALU」です。様々な案がありましたけど、かけ離れた名前は違和感があって、少しでも自分自身の要素を入れたくて。最初は末尾の「U」が無くて、デビューが決まってから「PALU」になりました。「ポール」と読み間違えないでくださいね(笑)。
──11月6日に初の自主企画ライブ「接続したくない人たち」がスタート、その第4回目が2月13日に開催されます。自主企画ライブのタイトルはどのように決めたのですか?
私が「PALU」という名前で活動をスタートした番組でもあり、先程お話ししたラジオ番組のタイトルから付けています。第1回目は、SCRの告井さんに「ひとりビートルズ」をやっていただいたり、毎回年齢も音楽性も異なるアーティストの方々に出演してもらってます。私たちの自主企画ライブは、様々なジャンルの音楽に触れてもらって、観客の皆さんが本当に繋がりたいと思うアーティストに出会える機会になればいいなと思っています。
──第4回目の自主企画ライブに向けて抱負をお聞かせいただけますか?
第1回目で自然発生的にアンコールが起きて、すごく嬉しかったです。ただ、まさかアンコールをいただけるとは思っていなくて、アンコール曲を用意していなかったんです(笑)。キーボードの井上さんがステージに出て、挨拶をしてその場を収めてくれましたけど(笑)。その反省もあって、第2回以降はアンコール曲を毎回準備しています。
今回も観客のみなさんが素敵な時間を過ごせるように、メンバー共々頑張っていきたいと思います。
──観客の皆さんはアンコール必須ですね(笑)。ちなみに第2回以降の出演アーティストは?
女子大生シンガーソングライターのTOMOOさん、ギターOSAMUさんとボーカルmichiさんのユニットのヤスミンさん、奄美大島出身の平田輝さん、リディキュラスラビッシュ、ギタリスト西平風雅さん、などです。
──さらなる活躍が期待されますが、今後の抱負をお聞かせいただけますか?
まずは曲作りをして1曲でも多く皆さんに届けたいです。そして、手前味噌ではありますが、パルタスのメンバーは演奏が物凄く上手で、素敵な音楽空間を作ってくれます。是非ライブに足を運んでいただいて、私たちの曲を生で聴いていただきたいです。

PALU 映画『彼岸島 デラックス』EDテーマでデビュー!個性豊かな5人が奏でる大人のポップロックユ

100年時が過ぎても

1. 100年時が過ぎても
2. 惑わす子羊
3.100年時が過ぎても -instrumental-
4.惑わす子羊 -instrumental-
5.100年時が過ぎても Live at 彼岸島


【CD情報】
シングル
発売:2016.10.12
ESCL-4695
EPICレコードジャパン
926(税抜)
CD購入


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LIVE

PALU自主企画ライブ「接続したくない人たち vol.4」
日程:2月13日(水)
場所;【東京】青山・月見ル君思フ
開場18:30 / 開演19:00
2,500(ドリンク代別)
出演;PALU and more

※最新のライブ情報はオフィシャルサイトをチェック!
http://palullelworld.com/

プロフィール

PALU(パル)は、女性ボーカルPALUを中心とした、淑やかに70’s & 80’sサウンドをお届けする大人のポップロックユニット。井上 薫(作曲/キーボード/バンドマスター)、竹之内カズヤ(ギター)、伊吹文裕(ドラムス)、山本 連(ベース)の4人から成るボーカル以外のバンドメンバーを総称して、プロデュースユニット“ザ・パルタス(The PALU+)”と呼ぶ(意味は“PALUに足す”)。

-インタビュー

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