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異なる魅力を放つ2人の歌声と美しいメロディー滝田周(Vo/Key)と永田佳之(Vo/Gt)から成る注目の2人組ユニットが贈る1stフルアルバム『オリフィス』絶賛発売中!!

インタビュー

異なる魅力を放つ2人の歌声と美しいメロディー滝田周(Vo/Key)と永田佳之(Vo/Gt)から成る注

★Music Video★

滝田周(Vo/Key)と永田佳之(Vo/Gt)から成るサンドクロック。ソロのシンガーソングライターとして活動していた2人が、2010年12月ライブで共演し、互いに衝撃を受け、2011年5月に結成。2012年に島村楽器主催の音楽コンテスト「HOTLINE2012」にて全国グランプリを獲得し、昨年6月にミニアルバム『EPOCH』でメジャーデビューを飾った。11月には2ndミニアルバム『LIFE IS FANTASY』を発表し、乗りに乗っている彼らが、早くもメジャー3枚目となる1stフルアルバム『オリフィス』を2月17日にリリースした。今作は、11月度オリコンFM局パワープレイランキング1位を獲得し話題を呼んだ「君はファンタジー」を含むバラエティに富んだ12曲を収録。おのおのが作詞作曲を手掛けており、失恋断捨離ソング「ROOM」、雨降り男のファンタジーソング「Mr.Rainy man」を始め、対極的な歌詞の世界はまさにサンドクロックの真骨頂。さらに、突き抜けるような力強いヴォーカルの滝田と訴えかけるように繊細なヴォーカルの永田の異なる魅力を放つ歌声、そして2人が紡ぎ出す美しいメロディーも耳に残り、彼らの持ち味が存分に発揮された1枚に仕上がっている。そこで、益々の活躍が期待される注目のユニット、サンドクロックにメール・インタビューを緊急オファー。新作『オリフィス』について熱く語ってくれました。

──1stフルアルバム『オリフィス』は、多彩なメロディとアレンジが耳に残り、加えて滝口さん、永田さんの独特の視点で綴られたストーリー性のある歌詞が印象的な作品です。今作の制作は、いつ頃、どのようなところからスタートされたのでしょうか? また、今作の制作にあたって、特にこだわったのは、どのようなところですか?
滝田 周(Vo/Key):制作は去年の10月頃から始まりました。
アルバムのための曲作りと同時に、これまでにリリースした2枚のミニアルバムには収録しきれなかった曲が幾つかあったので、お互いの過去曲を全部洗い出しました。なので、曲の出来た時期や時系列はバラバラで、書き下ろした新曲もあれば、結成当初から歌っていた曲もあります。
僕らは元々ソロで活動していて2人共それぞれで曲を作るので、曲調も詩の世界観も統一感はあまりないのですが、初めてのフルアルバムということで、サンドクロックの色んな切り口を見せたかったです。
永田佳之(Vo/Gt):新しい挑戦も入れつつ、サンドクロックとして普遍的な物も守っていきたいなと思っていました。
僕としては、「許して頂戴」ではエレクトロなサウンドも取り入れてみたりと、今までとは違った雰囲気の曲も作ってみました。

──『オリフィス』というアルバムタイトルは、どのように決められたのですか?
滝田:そもそもサンドクロックとは砂時計の造語で。『オリフィス』は砂時計のくびれの部分のことを言うんです。
結成当初、30cmくらいの砂時計を置いて路上ライブをやっていたんですが、通りがかった50代くらいのサングラスをかけた男性が、くびれの部分を指差して「ここの部分の名前、知ってるか?」と聞いてきて。そこで初めて「オリフィス」という単語を知ったんですが、その時のことが妙に記憶に残っていたんです。
そして今回のアルバムタイトルを決める時に、「サンドクロック=砂時計」「滝田と永田の交わる部分」という意味で『オリフィス』と、満場一致で決まりました。教えてくれたサングラスの男性に感謝してます(笑)。

──収録曲そしてアルバムのリード曲は、どのように決められたのですか? また、メジャーデビュー作『EPOCH』から「EPOCH ~始まりの詩~」、前作『LIFE IS FANTASY』から「君はファンタジー」を収録されたのは、どのような想いからですか?
永田:前作の「君はファンタジー」でかなり振り切ったポップスを見せたので、その真逆に位置する曲、1番シンプルで分かりやすく、素朴な「ROOM」になりました。
滝田:「ROOM」は永田が一人で歌いきっている曲なんです。二人組でどっちもボーカルをやっていると、二人で歌い分けをするというイメージがあると思うんですが、僕らはそこにこだわらず、それぞれ独立して存在していることをアピールしたいという思いもありました。
「EPOCH ~始まりの詩~」と「君はファンタジー」は、ラジオなどでたくさん流してもらって、去年1番歌ってきた曲で、今回のアルバムで初めて僕らのCDを手に取る人が、分かりやすい入り口になるようになればと思い収録しました。

──数々のヒット作を手掛けている石崎光さんが、前作『LIFE IS FANTASY』に続き今作では全曲のアレンジを担当していますが、レコーディングは、いかがでしたか?
永田:前作も今作も、石崎さんには日本語をしっかりと届けるという事で、言葉の発音だったり滑舌などのアドバイスをたくさん受けました。その結果、LIVEで歌う時や、日常での話し方まで自分の声に凄く意識が向くようになりました。
しっかりと歌詞が聞こえてくる歌い方や、メロディへの言葉の乗せ方になっていると思います。
滝田:前作は光さんとは初めてだったので、ゼロからのスタートだったんですが、今回は前作を通して、お互いの人間性や、良いところ、苦手なところなどを理解した状態で始まったので、一歩踏み込んだ所でレコーディングが出来たと思います。
光さんはアレンジャーというよりも、どちらかと言うとアーティストというイメージですね。自分の世界をはっきりと持っている方なので、思いもよらないアレンジになっていたり、要所要所でハッとするフレーズが入っていたり。
今回、僕は「Bibbidi-Bobbidi-Boo」で、作曲も一緒にやらせてもらいました。一人で曲を作っていると、無意識に「そろそろブレーキを踏んどこうかな」と思うような所も、光さんが「まだいけるでしょ」とアクセルを踏むので、恐る恐る走り切ってみると「あ、まだこんなに行けたんだ」と気付かされることがたくさんありました。今後の曲作りにも繋がるような一曲になったと思います。
この曲に関してはレコーディングも余計なことを考えず、終始、笑いながら進みました。

──それでは、収録曲についてお聞きします。まず、1曲目の「HELP!」の詞曲は、いつ頃、どのように作られたのでしょうか?出だしのギターからビートルズ愛に溢れるアレンジが印象的ですが、アレンジは、どのように進められたのでしょうか?
永田:この曲は斉藤和義さんの「僕の見たビートルズはTVの中」を聞いたのがキッカケです。
僕の世代ではビートルズはTVの中にもいなくて、教科書の中でした。僕達より下の世代になると、ビートルズもジョン・レノンも知らない子達がいるかもしれないなと思って。そんな自分達の世代から見たビートルズへの尊敬や、時代への嘆きみたいなモノを表現出来ればなと書き始めました。
アレンジは石崎光さんとビートルズ好きが聞いたら唸るような曲にしようと、色んなオマージュを散りばめました。
使っているギター、フレーズ、色んな角度から楽しめる曲になっていると思います。

──4曲目の「カメレオーン」は、跳ねるようなピアノがスリリングで臨場感あふれる仕上がりですが、レコーディングは、いかがでしたか?
滝田:「カメレオーン」は僕がサンドクロック結成前からソロで歌っていた曲なんです。
「誰に対してもいい顔をしているうちに、本来の自分を見失ってしまう」ということを歌っているんですが、大学を卒業して、音楽を始めるまでの自分がそういう人間だったんです。悪い意味で器用というか、とりあえず作り笑いで、その場を取り繕うのが癖になってしまって。そこから自分探しの旅が始まるんですが、今一度、自分に問いかけるという意味もあって収録しました。
アレンジには伊澤一葉さんが参加してくれていて、ピアノも弾いてくれています。
昔から東京事変のファンだったんですが、特に伊澤さんの作曲した曲やアレンジが好きで、頭の中で鳴っているこの曲のイメージとピッタリだと思い、無理を承知でお願いした所、快く引き受けていただき実現しました。
タイトルは、あまり記憶に無いんですが、なぜか作った当時のノートに「カメレオン」ではなく、「カメレオーン」と書いてあったので、そのまま採用しました(笑)。

──「カメレオーン」に続く5曲目の「Mr.Rainy man」は、一転して穏やかで優しい楽曲です。楽曲は、いつ頃、どのように作られたのでしょうか? 「誰からも愛されない だから 一人 歌を歌ってるんだってさ」、「今日も一人きり 降り注ぐ雨の中 忘れ去られたこの街で 永久の愛を歌うよ」とフレーズがありますが、「Mr.Rainy man」とは、サンドクロックさんご自身のことですか?
滝田:結成当初、夜中の横浜の繁華街で2年間くらい一人で路上ライブをやっていたんです。
その日は雨が降っていて、街頭にボンヤリと照らされた街並みと、雨音、匂いなどが相まって「Mr. Rainy man」という言葉が思い浮かび、家に帰ってからその日のうちにいっきに書きました。
歌詞はその時の景色とか感情を書いたんですが、あれからだいぶ時が経った今でも自分の心の深い部分でリンクしていて、これからも大事にしていきたい曲です。
曲の歌詞とストーリーがはっきりと伝わるように、絵本を読み聞かせるイメージで歌のレコーディングをしました。

──ラストナンバーの「ROOM」は切ない失恋ソングです。「誰にも見せた事のない 端の折れた秘密のノートに ちょうど二年前に途中で投げてしまった 作りかけのLOVE ソング」など、具体的でリアルな描写が切ない気持ちを一層駆り立てますが、歌詞は実体験ですか?
永田:昔の失恋を元に書いたので実体験です。
メロディーが先に出来たので、その雰囲気を壊さない言葉の鳴りをはめていくのに苦労しました。
失恋してすぐの感情がたかぶっている悲しみではなくて、何年かたって「そろそろ忘れないとな」とジンワリくる悲しみの感情を書いています。

──「ROOM」はミュージックビデオを撮影されていますが、どのような作品に仕上がりましたか? また、撮影はいかがでしたか?
滝田:よく「部屋と頭の中はリンクしている」と言われますが、部屋を片付けながら、別れた人との記憶を整理していくというこの曲のストーリーを山口保幸監督が絶妙に表現してくれました。
記憶の中の彼女を演じてくれている久保田紗友さんの自然体でリアリティーのある演技も見所です。
偶然にも、撮影場所がこのアルバムのレコーディングをしていたレコーディングスタジオだったので、演奏シーンもリラックスしてのぞめました。
永田:悲しい曲ですか、映像は楽しかった思い出ばかりで、そのギャップで凄く切なくなれるのではないかなと思います。
途中に出てくる回想シーンでの男性の右手は、滝田と永田でオーディションをした結果、永田が手の出演を勝ち取りました。

──そして、1stフルアルバム『オリフィス』を引っ提げ、ライブツアー「『オリフィス』~ところでオリフィスって何?」がスタートします。3月13日から「入門編(2人アコースティックver)~」がスタートし、4月23日から「応用編(バンドver)~」となりますが、今回のツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますか?また、「うたまっぷ」において2016年最初のインタビューとなりますので、今年の抱負、目標もお聞かせいただけますでしょうか?
永田:バンドバージョンと2人バージョンでしっかりメリハリつけて行きたいです。
2人でもループマシンを使ったり、打ち込みを流したりとどんどん2人で出来る事の可能性に挑戦していたいです。
2016年の目標は「大きな声でハキハキと喋る!」です。
滝田:アコースティックの入門編とバンドでの応用編、どちらにも共通してなんですが、滝田と永田、それぞれの個性をしっかりと見せていきたいです。
その上で僕ら二人の交わる部分、『オリフィス』を肌で感じてもらえるようなライブが出来たらいいなと思っています。
アルバムもリリースして、今年で二人とも30歳、節目の年。勝負の年だと思ってます。
まだまだ僕らのことを知らない方に、「なにやら面白い二人組が出てきたな」と思ってもらえるように、ステージを大きくしていけるように、新しいことに挑戦していきたいです。

オリフィス



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LIVE

『オリフィス』~ところでオリフィスって何?入門編(2人アコースティックver)~
※チケット料金:全自由3500(税込/ドリンク代別)
サンドロック ★3月21日(月・祝) 長崎・Ohana Cafe 開場17:00/開演17:30
(問)キョードー西日本 092-712-0159
★3月27日(日) 宮城・retro BackPage 開場16:30/開演17:00
(問)キョードー東北 022-217-7788
★4月16日(土) 名古屋・パラダイスカフェ21 開場17:00/開演17:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

『オリフィス』~ところでオリフィスって何?応用編(バンドver)~
※チケット料金:全自由3800(税込/ドリンク代別)
★4月23日(土) 福岡・DRUM Be-1 開場16:30/開演17:00
(問)キョードー西日本 092-712-0159
★4月24日(日) 大阪・Music Club JANUS 開場16:30/開演17:00
(問)キョードー大阪 0570-200-888
★5月07日(土) 東京・キネマ倶楽部 開場17:00/開演17:30
(問)NEXTROAD 03-5712-5232

サンドクロック Special Tea Time Live
★3月21日(月) 長崎・Ohana Cafe
開場14:00/開演14:30(15:30終演予定)
料金:前売り 全自由¥2,500(税込/D代別)
問合せ先:キョードー西日本 TEL:092-714-0159
※当日、学生証提示にて500円キャッシュバック(18歳以下)

※各公演の詳細、最新のLIVE情報はOfficial HPをご確認下さい。
http://sandclock.net/

プロフィール

滝田の突き抜けるような力強いヴォーカルと、永田の訴えかけるような繊細なヴォーカルが砂時計(=サンドクロック)をひっくり返すように入れ替わり、混ざり合い、一つの世界を紡ぎだす。まったく異なる音楽的ルーツを持ち、それぞれが作詞作曲を行い、色とりどりの多彩なステージを繰り広げるその姿はありきたりの二重唱(duo)ではなく、まさに決闘(duel)という表現が相応しい。
元々、それぞれがソロのシンガー・ソング・ライターとして都内を中心に活動していたが、2010年12月ライヴで共演し、互いに衝撃を受け、2011年5月「サンドクロック」を結成。
島村楽器主催音楽コンテスト「HOTLINE2012」全国グランプリ獲得。
最初は路上ライヴからスタートしながらも、今では多数のイベントや大型フェスへの出演を果たす。
2015年6月3日、ミニアルバム『EPOCH』にてメジャー・デビュー

≪RADIO レギュラー≫
Fm yokohama 84.7 「ラジクロ!」(毎週火曜)25:00-25:30

-インタビュー

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