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4週連続ボイス・メッセージ公開&インタビュー 類い稀なるポップセンスと天性の歌心が大爆発!グラマラス・プログレ・シティポップバンド”の2ndミニアルバム『Sukoshi Fushigi』1/20発売”

インタビュー

4週連続ボイス・メッセージ公開&インタビュー 類い稀なるポップセンスと天性の歌心が大爆発!"グラマラ




★Music Video★

クウチュウ戦は、リヨ(Vo/Gt)、ニシヒラユミコ(Ba)、ベントラーカオル(key)、アバシリ(Dr)から成る90年生まれのロック・カルテット。高度な演奏力で奏でられる美しいメロディ、プログレッシブな音楽性、日常の風景を少し不思議な空間に異化させるユニークな視点を持ったリリック、天空を突き抜けるように伸びやかな歌声が、様々な世代の観客、同世代のバンドたち、さらに複数のライブハウス関係者などから絶賛されている注目のニューカマーだ。昨年5月リリースの1stミニアルバム『コンパクト』で日本のポップミュージック最前線に向かう決意を表明した彼らが、その意志を加速させ明瞭化した、スリリングなアイディア溢れる2ndミニアルバム『Sukoshi Fushigi』を1月20日にリリースした。
ということで「うたまっぷ」では、今年飛躍が期待されるクウチュウ戦を大特集。「ALL about クウチュウ戦」と題し、「一体どんなバンドなの?」という自己紹介から新作『Sukoshi Fushigi』まで語り尽くすボイス・メッセージを4週連続でお届けします。耳の早いロック大好き少年少女も、往年のプログレファンも、メール・インタビューと併せて要チェックです。

──2ndミニアルバム『Sukoshi Fushigi』は、リヨさんの特徴ある歌声と、一筋縄では行かないメロディ、アレンジの、ある意味中毒性のあるサウンドに惹き込まれ、1曲目の「光線」から「エンドレスサマー」まで一気に聴き通しました。今作の制作にあたって、特にこだわったのは、どのようなところでしょうか?
リヨ(Vo,Gt):実はこだわりってないんですよね。アルバムタイトルも後付けだしコンセプトアルバムでもないんです(笑)。
だけど、一曲一曲良いものを作ろうと心をフルに使って良いものに仕上げる努力はしました。

──『Sukoshi Fushigi』というアルバムタイトルは、どのように決められたのですか?
リヨ:元々SFロックと自称していた俺たちが、単なるサイエンスフィクション(空想科学)ではなく、フォースに満ち溢れた音楽をやっているということを藤子・F・不二雄先生の言葉をお借りしてタイトルにしました。

──昨年の8月後半から『Sukoshi Fushigi』のレコーディング・セッションを始められていたそうですが、収録曲そしてアルバムのリード曲は、どのように決められたのですか?
リヨ:収録曲は自然と溜まっていた6曲をそのまま選んだって感じです。当時のベスト選曲です。リード曲を「光線」にした理由は、光線は輝きながら真っ直ぐに伸びていくというイメージなので、とても縁起が良いと思ったからです。

──今作のレコーディングは、いかがでしたか? 収録曲それぞれ独特の展開が印象的ですが、アレンジはメンバー4人でされているのでしょうか?
リヨ:大元のアレンジは作曲した人(俺かカオル)が決めて細かいところを全員で練り上げていくっていう感じです。苦労したのはやっぱ一曲目と二曲目のシタールですね。シタールを習得するために俺はインドまで行ってきました(笑)。

──特徴ある楽曲を生みだすクウチュウ戦さんの音楽のルーツをお聞きしたいのですが、影響を受けたアーティスト、作品、楽曲など、お聞かせいただけますか?
リヨ:ルーツは井上陽水、さだまさし、Pink Floyd、King Crimson。彼らの影響はやっぱかなり大きいですね。恐ろしい4組です(笑)。

──それでは収録曲についてお聞きします。ボーカル / ギターのリヨさんが作詞、作曲を手掛けた、リード曲となる1曲目の「光線」は、どのような楽曲に仕上がりましたか?
リヨ:2016年1発目のアルバムのリードトラックである、ということは多少意識しました。宇宙空間を輝きながら真っ直ぐに突き進んでいくというイメージは俺たちの今年の抱負でもあります。いま歌詞を見返したんですが、光線って歌のことですね。

──「光線」のミュージックビデオは、どのような作品に仕上がりましたか? また、撮影はいかがでしたか?
リヨ:クウチュウ戦的な再教育TVプログラムだと思ってます。とにかく監督の加藤マニ最高!の一言です。
将棋のシーンは楽しかったですね。昔趣味で将棋をやっててよく対局番組を見ていたので、なんか嬉しかったです(笑)。

──続く「青い星」は、キャッチ―で爽やかなポップソングかと思いきや、意外な展開に驚きました。楽曲制作は、どのように進められたのですか?
リヨ:「青い星」は海で仲間と遊んだ時にメロと歌詞が同時にできました。主人公はフィーリングなんですよね。フィーリングが高ぶった時にいちいち地球を感じる、そんな歌です。静かになるパートはフィーリングが高ぶりすぎて宇宙まで行ってしまい振り返ると地球がゆっくりと回っている、そんな感じを表現しています。

──3曲目の「雨模様」は、キーボードのベントラーカオルさんが作詞、作曲を手掛けています。「死んだ友が離れない 臆病者のライダー」、「言葉を紡ぐのが嫌になればもうグッバイ」というフレーズが印象的ですが、曲作りは、いつ頃、どのように進められたのですか?
ベントラーカオル(key):2014年頃に作曲しました。自分のソロ用に作っていたボツ曲のコード進行を元にメロディを作り直し、今のサビが出来上がったところで「これはクウチュウ戦で使える」と思い、勢いでデモを制作しました。
歌詞は適当に言葉を当てはめただけの仮のものがそのまま採用になったので、意味やストーリーは何もないのですが、「死んだ友が離れない臆病者のライダー」という部分は鈴木一記さんの楽曲「臆病者のライダー」のタイトルの引用だったりします。勿論引用した意図など何もないですが。

──5曲目の「にゅうどうぐも」は、インストルメンタル・ナンバーです。インスト曲を収録されたキッカケ、理由をお聞かせいただけますか? また、バンドサウンドとはまた違うデジタルな音が印象的ですが、楽曲制作は、どのように進められたのですか?
ベントラーカオル:ディレクター渡邊氏から、当時バンドの新曲として制作途中だった別の曲のピアノ・リフをモチーフに、打ち込み主体のインストを作ってみてはと提案されたことがきっかけでした。自分が宅録で制作したソロ作品も聴いてくれていたので、その感じをバンド名義の作品に持ち込んだら面白いのではと思ってくれていたのではないでしょうか。制作の細かいプロセスについては多くのことを忘れてしまいましたが、全て自宅で自前の機材のみを使用し全体を作り上げ、後からリヨの声素材を送ってもらい適宜切り貼りして完成させました。ラスト数秒のギター弾き語りも自分によるもので、iPhoneのボイスメモで録音したものをそのまま使用しています。

──また、収録曲には「雨模様です」「台風」「にゅうどうぐも」というタイトルがあり、そして「青い星」の歌詞には“雲”と“星”、「光線」「エンドレスサマー」の歌詞には“太陽”と、偶然かもしれませんが、収録曲に「天気」や「宇宙」に関連する言葉が多く見受けられるように思いました。ちなみに、歌を作る上で、「天気」や「宇宙」に何か特別な想いがあったりしますでしょうか?
リヨ:結論から言うと完全に偶然です。でもなんらかの必然性は感じますね。俺、宇宙とか好きなんですよ(笑)。

──2ndミニアルバム『Sukoshi Fushigi』を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか? もしくは、どのようなところに注目して聴いてもらいたいですか?
リヨ:とにかくリスナーの自由だと思ってます。好きに聴いて好きに感じてほしい。

──2ndミニアルバム『Sukoshi Fushigi』のリリースからスタートする2016年の抱負、目標をお聞かせいただけますか?
リヨ:光線の様に眩い光を発しながら真っ直ぐにどこまでも進んで行く一年にしたいです。

Sukoshi Fushigi

1. 光線

2. 青い星

3. 雨模様です

4. 台風

5. にゅうどうぐも

6. エンドレスサマー


【CD情報】
【CD情報】
ミニアルバム
ramble
発売: 2016.01.20
DQC-1513
926(税抜)
CD購入


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プロフィール

90年生まれのロックカルテット、クウチュウ戦。二十歳そこそこにして、その高度な演奏力、プログレッシブな音楽性が同世代の観客 / バンド / ライブハウス関係者などに絶賛されるが、そこにあった本当に重要なものは、夏のオリオンのように美しいメロディ、日常の風景を少し不思議な空間に異化させるユニークな視点を持ったリリック、そして光線のように天空を突き抜ける歌心だった。
前作『コンパクト』(2015年5月リリース)は、そんな彼らの本質が剥き出しになった、“真説・クウチュウ戦”の姿を知らしめる初の作品集だった。疾走する3分間ポップ「追跡されてる」からスタートする色鮮やかなディスクのリリースは、日本のポップミュージック最前線に向かう彼らの決意の表明でもあった。

2008年、大学1年のリヨ(vo/gt)とニシヒラユミコ(ba)がクウチュウ戦の原型バンドを結成。数年間、試行錯誤の日々。
2011年1月、ベントラーカオル(key)加入。
同年7月にリヨが突然ペルーに飛び、アマゾンのジャングルの奥で行われる神秘的な儀式に参加。その後、2012年3月までイギリス / オランダなど、ヨーロッパを放浪。よってこの間のクウチュウ戦は活動休止を余儀無くされる。バンドの存続も危ぶまれたが、海外見聞で覚醒し、新たなモチベーションを獲得したリヨが、遂に本格的な音源制作への意欲を爆発させ、バンドは奇跡的に復活。間もなくレコーディングが開始される。
2012年11月、シングル「意気消沈 / 白い十代」を500枚限定でリリース。瞬く間にソールドアウト。同月、下北沢CLUB QUE にてシングル発売記念3マンライブ(w / 股下89、壊れかけのテープレコーダーズ) を決行、ソールドアウト。
2013年1月、1st アルバム『プログレ』店舗限定リリース。同月、新宿MARZにてアルバム発売記念2マンライブ(w / オワリカラ) を決行。10月、下北沢CLUB QUEにて盟友二組をゲストに招き、3マンライブ(w / きのこ帝国、うみのて)を決行、ソールドアウト。
2014年2月、盟友ミラーマン(現ボールズ)と東阪共同企画<ミラー戦隊クウチュウマン>(w / 或る感覚[東京]、HAPPY[大阪])を決行、何れもソールドアウト。会場限定シングル「予言 / いっそUFO」リリース。
5月、ドラマーのアバシリが正式加入。新体制のクウチュウ戦が誕生。
5月~10月にかけて、ぐるぐるtoiro、やついフェス、見放題、ぐるぐる回る、CONNECT歌舞伎町、ミナミホイールボロフェスタなどの大型イベントに軒並み出演、何れも喝采を浴びる。9月、HAPPYと名古屋にて2マンライブ。
2015年5月13日、1st ミニアルバム『コンパクト』リリース。初の全国流通盤となる。前日の12日、渋谷ラママにて初のワンマンライブを敢行。200人のオーディエンスで埋まった会場は、新たなステージに向かうクウチュウ戦の旅立ちを祝うムードで充満していた。
6月、SAKAE SP-RING2015、VINTAGE LEAGUE TOUR、J-WAVE<TOKYO REAL-EYES>LIVE SUPERNOVA、やついフェス2015に出演。
7月、東京・渋谷ラママ/大阪・梅田ジーラにてレコ発2マンツアー(ゲスト:カラスは真っ白)。
8月15日、名古屋クアトロにて行われたZIP-FM主催新人イベントに出演。
同月後半より『Sukoshi Fushigi』レコーディングセッション開始。
9月10日、古巣の新宿MARZ にてクウチュウ戦自主企画「クウヂュウの戦~ikusa~ Vol.1」開催。
ゲストは嶺川貴子&Dustin Wong、かせきさいだぁ&ハグトーンズ。
10月、仙台MEGA☆ROCKS2015、大阪MINAMI WHEEL2015に出演。
12月3日、dues新宿にて初のフリーライブ開催。

-インタビュー

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