今回のアルバムについて、バンドのボーカル&ギターで作詞作曲を担当する松本大は、ブログで「1枚目の『PORTAL HEART』は心の星に街を作るように。2枚目だけど本当は昔っからある曲達の『silver lining』は心の星ができていくような。今回の『LIFE PROBE』は、その心の星から飛び出すロケットでした」と語っている。因みにアルバムタイトルのLIFE PROBEとは人生の探査機という意味なので、まさにリスナーは彼らの打ち上げる探査ロケットに乗って、心の内なる旅へと誘われるという趣向だ。
そもそもバンド名の「LAMP IN TERREN」とは、ラテン語の「terra(星、大地)」を捩った造語だそうで、「この世の微かな光」を意味するという。つまり音楽によってリスナーの心に微かな光を灯したいという彼らの願いが込められているのだという。実際に今回のアルバム『LIFE PROBE』を聴いてみると、松本の心に楔を打ち込むようなボーカル力と、気持よくざらつく感じの声がクセになり、ついつい聴き入ってしまい、全編に散りばめられている「探し」「求め」「彷徨い」「時に途方に暮れる」といったその歌詞世界の先に、彼らの灯す微かな光がイメージできる一枚となっている。
松本の紡ぐ歌詞世界は、タイトル毎にひとつの物語をきっちりと構成していくのではなく、テーマにそって湧き上がるイメージを色々なアングルから積み重ねていくという感じで描かれている。それは暗喩に富んでおり、一曲の中でも、フレーズごとに全く異なる世界を描いているようにみえるものさえある。そうした様々なイメージを描く言葉の雨が容赦なく降り注いでくる中で、リスナーはそれぞれ思い思いの異なる箇所で、琴線に触れるフレーズに出会い、驚くことになるだろう。この意外性こそが、彼らの魅力のひとつでもあるようだ。
暗喩に富み、一見書き殴り風にも見えるそのやり方で、リスナーの心に刺さる熱いイメージを歌にして叫び続ける松本大、LAMP IN TERRENに、今後も注目していきたい。
2. 林檎の理
3. Grieveman
4. reverie
5. ボイド
6. 王様のひとり芝居
8. イツカの日記
9. multiverse
10. ワンダーランド
【CD情報】
アルバム
発売:2015.07.01
AZCS-1047
A-Sketch
2,500(税抜)
※初回限定スリーブ付きジャケット
CD購入
オフィシャルサイトはコチラ!
style=”display:inline-block”
data-ad-client=”ca-pub-3715966179854991″
data-ad-slot=”3807410519″>
7月7日 @高松DIME / HighAppsTOURS 2015
7月8日 @広島並木ジャンクション/ HighAppsTOURS 2015
7月9日 @福岡Queblik/ HighAppsTOURS 2015
7月19日 @北海道いわみざわ公園/ JOIN ALIVE 2015
7月21日 @仙台enn2nd / HighAppsTOURS 2015
7月22日 @新潟RIVERST / HighAppsTOURS 2015
7月24日 @札幌COLONY / HighAppsTOURS 2015
7月29日 @梅田CLUB QUATTRO / HighAppsTOURS 2015
7月30日 @名古屋CLUB QUATTRO / HighAppsTOURS 2015
8月6日 @恵比寿LIQUIDROOM / HighAppsTOURS 2015
8月16日 @名古屋:ELE・ell.FITSALL・ell.SIZE3会場同時開催/TREASURE05X