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世界が恋するシンガー・ソングライター テイラー・スウィフト初公式ポップアルバム『1989』

インタビュー

今年6月にさいたまスーパーアリーナで来日公演を行ったテイラー・スウィフト。会場には彼女のファッションを真似した“テイラー女子”と呼ばれる女性ファンが多く集まった。そのテイラーが8月18日にNYから全世界に向けたライヴストリームで、5作目になる新作『1989』のリリースを発表した。そのなかで「私の音楽は生まれ変わった」という衝撃の発言をして、1stシングル『シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!』のPVを初披露した。その新曲は、TV番組『テラスハウス』の主題歌になり、大ヒットした曲『私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない』を手懸けたマックス・マーティンとシェルバックというスウェーデンのチームがプロデュース。
テイラーの原点は、カントリー・ミュージックにあるけれど、曲はポップで、歌詞には自身の恋愛経験が綴られてきた。『シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!』は、ポップであるうえにヴォーカルのエフェクトを使って、“ねぇねぇねぇ”と語りかけるなど、新しい試みにも挑戦している。テイラー自らが「生まれ変わった」と語る新作、どこがどう変わったのかを聞いていきたい。
──1stシングル『シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!』が全米1位になりましたが、この歌詞って自分をめぐる環境についてすごく具体的に綴っていますよね。背景にあるストーリーを教えてもらえますか。

テイラー:私自身の人生で学んだことで、大切な教訓になっていることについてどうしても歌いたいと思って書いた曲なの。日々受ける批判をどうはねのけるか。それはどんな仕事であっても、また学生であっても共通する課題だと思うの。時には自分に対する批判についてくよくよせず、無視する勇気というのが必要だと思うし、それが人生を幸せにするひとつの“鍵”だとも思うの。だから、人々が共感できるような歌詞で、なおかつ聞いていて気持ちが晴れやかになり、思わず踊り出したくなるような曲を書きたいと思って出来たものなの。

──パロディを含む、クラシックバレエとか、新体操とか、さまざまな種類のダンスを踊るPVも超キュートよね。

テイラー:あらゆるジャンルのダンスからそれぞれプロの精鋭に集まってもらい、そのなかに私を放り込んだらどうなるか、というアイディアから製作されたビデオなの。最後のシーンでは100人くらいのファンにも出演してもらったわ。

──いつもファンを大切にしているテイラーですが、8月18日のライヴストリーム後に会場に集まった人達をNYの新しい自宅に招待したと聞きましたが…。

テイラー:あの時は、アメリカ中からファンが集まってくれた。彼らは、いつもインターネットやインスタグラム、ブログでずっと私を応援してくれている人達なの。その彼らに生中継するためのスタジオで「ハーイ!!」と挨拶しただけで、放送終了後にバイバイするのではあまりじゃない? 素直にそう思えたので自宅に招待をして、みんなでピザを食べたの。楽しい時間を過ごすことが出来たわ。

──さて、その生中継で、「私の音楽が生まれ変わった」という発言をしましたが、その真意について教えてもらえますか? 何か生まれ変わるきっかけになったことはあったのでしょうか。

テイラー:私はかなりの“音楽オタク”なんだけれど、前作からの2年間、ひたすら80年代後半のポップ・ソングを聴き続けたの。そのなかで当時の音楽が持つ、大胆で、急進的な試みにすごく惹かれて、そこに秘められた普遍的な可能性に大いに刺激されたの。それがひとつのきっかけかもしれないわ。

──それが具体的にどうやって音楽に反映されていったのでしょうか。

テイラー:作曲をしている段階で、シンセパッドやドラムマシーンを使ったサウンドが自然に浮かんできたので、どうしても試したくなってきたの。ヴォーカルに関してもエフェクトを使うなど、これまでとは異なる方法でレコーディングしたいと思うようになり、今までの私は、作曲でも演奏でもギターに依存していたところが多かったけれど、それを一旦置くのもいいかもしれないと思い始めた。そこから80年代のポップ・ソングの影響を受けた私なりのエレクトロニック・サウンドが生まれたの。

──そのサウンドが“初めての公式ポップ・アルバム”という発言につながっているのかしら?

テイラー:そうね。前2作から緩やかにだけれどポップ・サウンドに傾倒してきたと感じていたけれど、今回は、完全に音の作り方を変えたので、そういう風に発言しているの。

──新しいサウンドの確立に貢献してくれたのがマックス・マーティンとシェルバックということですよね。前作でも彼らと組んでいますが、再度彼らを指名した理由はどこにありますか。

テイラー:前作でさまざまな人と組んだんだけれど、そのなかで一番エネルギッシュで、どんどん刺激的なアイディアを提供してくれたのがこの2人だったの。彼らと一緒だと精神的に開放された気持ちになり、新しい音を生むことができる。だから、新作では思う存分に彼らと音楽作りにのめり込みたいと願い、アルバム全てのプロデュースをマックス・マーティンとシェルバックにお願いしたのよ。

冒頭でも触れたように今年6月に来日公演を行ったテイラー。アルバム発売後に、来年になる予定だが、ワールド・ツアーをスタートさせる。「日本にも来てくれる?」と最後に尋ねると、「もちろんよ。私にとってもバンドにとってもジャパン・ツアーは楽しみのひとつ。今ツアーの計画を話し合っているところだけれど、日本のことも考えたステージ演出を企画するつもりよ」と答えてくれた。どんなコンサートになるのか、楽しみにしていたい。

服部のり子


★Music Video★

ジャケット写真は、デラックス盤です。
『1989』

シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!
(原題:Shake It Off)

ほか 収録
◆通常盤【13曲収録】
◆デラックス・エディション【日本独自企画!13曲+ボーナストラック3曲+テイラーによるヴォイス・メモ3曲分収録CD+DVD】

[デラックス盤 CD+DVD]
アルバム
発売:2014.10.29
POCS-24009
UNIVERSAL INTERNATIONAL
3,000(税抜)


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Profile


1989年12月13日生まれ、24歳。
グラミー賞を7度受賞、また、グラミー賞史上グラミー賞で最も栄誉のある「年間最優秀アルバム賞」を最年少で受賞。音楽史において、アルバムの初週売り上げを『スピーク・ナウ』(2010年)、『レッド』(2012年)と2枚連続で100万枚以上売り上げた唯一の女性アーティスト。前作『レッド』はアメリカでは初週120万枚を売り上げ、ここ10年間で最多初週売上作となり、且つ音楽史上8番目の初週売上枚数であり、女性アーティストとしては2番目の記録を誇る。『レッド』からの1stシングル「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない(原題:We Are Never Ever Getting Back Together)」は女性アーティストによる週間デジタル・セールスの世界最多売り上げを記録し、ここ日本においても150万ダウンロードを記録し、空前の大ヒットとなっている。
そんな中、全米初登場1位を獲得した新曲「シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!」が収録された“初の公式ポップ・アルバム”とテイラー本人が位置付ける、世界待望の5作目が2014年10月、遂にリリース!
☆その他☆
■ラッキーナンバー:13
■所属レーベル:Big Machine Records
■初めて買ったアルバム:リアン・ライムスのアルバム
■ペット:猫(スコティッシュ・ホールド) 名前:メレディス
■過去に出演した映画:マイリー・サイラスの映画、「バレンタインデー」、声優として『ロラックスおじさんの秘密の種』『The Giver』

-インタビュー

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