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ソロ後初の新作は、様々な女の物語が詰まった一枚まるで映画のような舞台のような音楽

インタビュー

黒木渚

お待たせしました。あの黒木渚がソロになって、ドラマチックに帰ってきました!!
4月2日に発売された黒木渚、初のフルアルバム『標本箱』のテーマはズバリ「女」、11曲で描いた11人の女を集め箱に詰めた、文字通りの標本箱という仕掛けになっている。
今作でソロとして第一歩を踏み出す黒木渚は、サウンドプロデューサーにアンジェラ・アキやSuperflyなどで知られる松岡モトキを迎え、新境地に挑んだ。ただこれまで強烈なインパクトを残してきた「バンド黒木渚」をゼロにしてしまうのではなく、黒木渚の最大の魅力、持ち味であった“劇的音楽”は健在。むしろパワーアップされているので、バンド時代のあの独特の世界観にシビれたファンをも裏切らない仕上がりとなっている。
今回収録されている11曲にはそれぞれにイメージされる女性像があり、そこには誰もが知っている歴史上の人物から、恋するいたいけな少女、自由を奪われ囲われる女、果ては成仏できない幽霊女まで登場してくる。この辺りのイメージの豊かさ、ぶっ飛びぶりはまさに黒木渚の真骨頂で、各楽曲に散りばめられている、叩きつけるような言葉の刃、油断するとひょっと顔をのぞかせ聴くものをドキリとさせるグロテスクなイメージなど、黒木らしい仕掛けが盛りだくさんの世界観を披露してくれる。そして全体を『標本箱』と名付けて、各曲のバックグラウンドにもれなく明確な女のイメージを割り振っているところも黒木らしい企みだ。
因みにそれらを黒木本人の解説をもとに1曲1曲紐解いていくと、まずリード曲となっている「革命」は、ズバリ、ジャンヌ・ダルクがイメージで、全ての戦う人に贈る応援歌だ。これから一人で戦っていくんだという心境をジャンヌ・ダルクに重ね合わせて描いたこの曲が、黒木本人の一番リアルタイムな想いを反映しているという。すでにYou Tubeなどで一部が公開されているMVでは、黒木本人がジャンヌ・ダルクに扮して、太陽に向かって剣をかざし、風に大旗をはためかせ、海辺を馬に乗って疾走するという見モノな内容となっている。以下曲のイメージの女を紹介していくと、「金魚姫」で描かれるのは袖を濡らして追って来てと誘う、運命の人を探し彷徨う女。「フラフープ」には好き、嫌い、生きる、死ぬ、の連鎖(フラフープ)の中で、生きることの本質を考えている女が登場する。次の「あしながおじさん」で描かれるのは小公女やマイフェアレディの世界。少女はあしながおじさんに導かれて、きらびやかな世界を知っていくのだ。そして2nd シングルに収録されている「はさみ」では所属感を求める女、「ウェット」は死んだことを後悔する地縛霊女が主人公。同じく2nd シングルからの「マトリョーシカ」は人間観察する女、「うすはりの少女」では世の中に失望しかけている少女を描き、「窓」には自分の恋が暮らす窓を遠くから見守りながら片思いしているいたいけな少女が登場する。そして「テーマ」は生きることに悶絶する女、最後の曲「あしかせ」では、なんと纏足をモチーフに、囲われた女が描かれている。
このアルバムを引っさげて、5月からその名も「革命がえし」というワンマン・ライブ・ツアーが予定されている黒木渚。そのステージで11人の女をどう演じ、どう歌うのか、今から楽しみだ。


黒木渚

黒木渚

『標本箱』

01.革命
02.金魚姫
03.フラフープ
04.あしながおじさん
05.はさみ
06.ウェット
07.マトリョーシカ
08.うすはりの少女
09.
10.テーマ
11.あしかせ


アルバム
発売日:2014.4.2
Lastrum
LACD-0247
¥2,800(税抜)


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LIVE INFORMATION


黒木渚 ONEMAN LIVE TOUR「革命がえし」
5/02(金)【北海道】札幌cube garden 料金:3,500 開場 18:30 / 開演 19:00
5/04(日)【大阪】梅田AKASO 料金:3,800 開場 16:30 / 開演 17:00
5/05(月)【愛知】名古屋E.L.L. 料金:3,800 開場 17:00 / 開演 17:30
5/10(土)【福岡】Zepp Fukuoka 料金:5,000 開場 17:00 / 開演 18:00
5/16(金)【宮城】仙台darwin 料金:3,500 開場 18:30 / 開演 19:00
6/01(日)【東京】渋谷公会堂 料金:5,000 開場 16:00 / 開演 17:00
チケット一般発売日:4月6日(日)


【Profile】


宮崎県出身のミュージシャン。幼少期に日本舞踊をやっていた祖母の影響で漠然とステージに対する憧れを抱く。中高生時代は寮生活の厳しい進学校であったため、娯楽が一切許されず、読書や絵画、そして妄想にふける。ここで村上春樹、江國香織、江戸川乱歩といった作家、また、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリットといった画家と出会い、文学や絵画に興味を持ち始める。
高校卒業後、福岡へ。ステージへの憧れから演劇部か軽音部に入るか悩んだが、軽音部に入部。ギターを独学で学び、市内のライブハウスで弾き語りを始め、2010年12月には自らの名前を掲げたバンド「黒木渚」を結成。在学中は音楽活動と平行しながら、文学の研究に没頭、また教員免許まで習得する。大学卒業後、福岡県内の市役所に勤めるものの音楽活動に専念すべく1年で退職。
地道に行っていたライブ活動が実を結び、2012年12月にデビューシングル「あたしの心臓あげる」をリリース。これが有線インディーズチャート1位を獲得し、翌年1月から全国発売へ。その後も10週連続でオリコンインディーズチャートTOP20にランクインし、完売(最高5位)。さらにはiTunesの今年ブレイクが期待できる新人アーティスト「ニューアーティスト2013」に選出され、その名をじわじわと全国に広めはじめる。まるで映画のような舞台のような音楽。表現豊かな歌声と凛とした立ち振る舞い。2013年3月には1st mini album「黒キ渚」をリリース。同年8月には大型野外フェス「SUMMER SONIC 2013」のSONIC STAGEに出演し、新人らしからぬ堂々としたパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。10月には2nd シングル「はさみ」をリリース。オリコンチャート初登場20位、タワーレコード全店総合チャートでは初登場9位にランクイン。11月には全国5ヶ所(仙台・大阪・福岡・名古屋・東京)を回るワンマンツアー「やわらかなハサミ」を各地大盛況で終える。ツアーファイナルとなった東京キネマ倶楽部では、2014年6月1日に渋谷公会堂での単独ライブを行う事を発表した。
その後、12月19日に突如バンド解散を発表。同月28日の「COUNTDOWN JAPAN 13/14」をラストライブとし、2014年からソロとしての活動を開始した。

-インタビュー

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