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新山詩織、この夏野外フェスに初挑戦!3rd シングル「ひとりごと」11月13日リリース

インタビュー

新山詩織


11月13日に新山詩織の3rdシングル「ひとりごと」が発売される。今年の4月に17歳の現役女子高生シンガーソングライターとして、鮮烈なメジャーデビューを飾った彼女は、前年に発表した0thシングル「だからさ〜acoustic version〜」を皮切りに、1stシングル「ゆれるユレル」、そして2ndシングルは川口春奈主演の学園ホラー映画『絶叫学級』の主題歌として話題を集めた「Don’t Cry」と、ここまで着実にキャリアを積んできた。また、シングル発売の度に、そのカップリングでは実力派のアーティストたちの曲をカバーしてきた彼女だが、今回は奥田民生の大ヒット曲「イージュー★ライダー」をカバーするという。そんな話題満載の3rdシングルではあるが、新山詩織を語る上で絶対に見逃せないのがそのライブである。頼りなげな感じで、ふらりとマイクの前に立つ彼女であるが、一度歌いだすと、その歌声は会場に集まった人々の心を鷲掴みにしてしまう力を持っている。この夏、野外フェスという圧倒的な広さと観客数の前で歌った彼女は、その未知との出会い、経験で何かを掴んだのではないだろうか?またMCで見せる素朴で温かい喋りは、早朝のFMラジオを通じて、これもまた新山ファンを増やすのに一役買っている。3rdシングル発売を控えたインタビュー第一弾! 今回はライブまわりを中心に、またしても成長を遂げた新山詩織の今をお届けする。
現役女子高生フェスに立つ!

──前回お会いした時は確か夏休み前で、「もうすぐ期末試験です」ということでした。それでこの夏休みにはフェスに出演するので、それが楽しみというお話もありました。さて、実際に出てみて、ズバリ、フェスはどうでしたか?

新山:以前に弾き語りで、野外でやったことはあるのですが、バンドで野外でやるのは今回の二つのフェスが初めてでした。ですから凄く緊張しました。今回出演出来た「JOIN ALIVE」も「ROCK IN JAPAN FES.」も、実は私の憧れのフェスです。かつて自分が客席にいて、手を振り上げて思いっきり楽しんでいたその場所に、今度はステージの上から客席に向かって歌うんだなぁと思ったら、興奮して眠れませんでした。最初は北海道岩見沢での「JOIN ALIVE」だったのですが、天気も良くてコンディションは最高で、でもステージに上る前は、嬉しさと興奮と、どうなるんだろうというちょっとした緊張が入り混じって…。でもそれを楽しめる自分がいたので、歌い出したら思いっきり真っ直ぐに歌えた気がしました。

──あのステージから広大な会場を見渡すのは、どんな感じなんですか?

新山:「ROCK IN JAPAN FES.」は屋根がある会場だったんですけど、「JOIN ALIVE」は完全な野外ステージで、自分から見て物凄く広い景色の中で歌っている感じがしました。それが凄い経験でしたね。実際には両方のフェスとも自分を全部出しきれたと思うので、やり終えた充実感がありました。

──歌いながら、お客さんの顔も見えましたか?

新山:はい、野外だと顔が一人ひとりはっきり見えるので、歌っていて「凄くいいなぁ」と思います。気持ちもどんどん高まっていくし、両方とも凄くいい一日でした。

──じゃあ、来年も出られたらいいですね?

新山:出られるように頑張ります。

──因みに新山さんが観客としてフェスに行ったのは中学生の頃?それとも高校生ですか?

新山:今から2年前ですから高校1年生です。お父さんと二人で行きました。その時にはまさか自分がそこで歌えるなんて、全く思っていなかったです。

──我ながら、自分も成長したなぁとか思いましたか(笑)?

新山:今までのライブもそうじゃなかったというわけではないけど、フェスで演奏しながら、自分も心から、今まで以上に自然に笑みがこぼれてきました。それで自分の中で、ライブを終わった後で、言葉では上手く表せないのですが、新しい発見もありましたし、少しは成長できたのかなぁとは思います。

──ステージに立った時に、ライブハウスというのは閉ざされているけど熱気が凄いですよね。一方、野外で開放されているフェスの場合は、ライブハウスとは感覚が違うものなんですか?

新山:やる側から言うと、音が違いますね。ライブハウスだと内側に、音が自分にかぶってくるような感じになるけど、野外だと音がスパっと広がっていく感じがあります。それが気持ちいいです。そういう意味で、フェスにはライブハウスとは違った、歌っていて気持ちの良さがあります。

──自分の出番以外は、客席で見ていたんですか?

新山:はい。他のアーティストさんのステージを沢山見ることが出来たので、それも楽しかったです。

──ということで高校生最後の夏休みは、フェスを中心に音楽活動で終わった?

新山:そうですね。フェス以外にもキャンペーンもあったので、いろいろな地方に行きました。

──どこか印象に残った場所はありましたか?

新山:今回初めて広島と熊本に行ったんですが、場所によって人柄が違うんだなぁと感じました。両方とも凄くいいところで、また行きたいです。

──でも観光したり、グルメしたりの時間はなかったでしょ?

新山:熊本ではお城を見て、広島ではお好み焼きも食べました(笑)。だから満足しています。

同じ思いを抱えている人たちがいたんだ

──お喋りが苦手風の新山さんですが(笑)、意外なことにラジオ番組も頑張っています。エフエムナックファイブ(FM NACK5)放送で、「新山詩織Looking to the sky」という番組です。

新山:そのラジオ番組は4月から始まっていますから、もう半年経ちました。最初に比べたら、一人で喋るのにも慣れてきたと思います(笑)。自然に自分を出せるようになってきたと自分では思っています。

──番組では、どんなテーマで喋るのですか?

新山:曲が発売になる時はそれを話すのですが、それ以外の時は、日常の些細な事とか、自分のお薦めの本とか、そういうことも喋ります。友達と普通に会話するように喋っています。

──学校で、友達に「聴いてるよ」とか、言われたりしませんか?

新山:前に塾が同じだった子からメッセージが届いて、それには驚きました。「私のこと覚えてる?」みたいな書き出しで、「いつも聴いてるよ」っていう短い文章だったんですが、凄くうれしかったです。ラジオの収録の時は、リスナーのみなさんからのメッセージは紙に印刷されていて、それを頂いて読んでいるのですが、それとは別にお手紙も頂いたりするので、家に帰ってからじっくり読んでいます。

──送られてきた手紙の中で、心に残ったものはありますか?

新山:頂いたものは全部大切な手紙なので、ひとつには絞れないです。内容的には同世代の女の子だったら友達関係とか、彼氏のこととかが多いですね。それで自分の曲を聴いてくれて、気持ちをはっきりすることが出来たという方もいらして、そういうのは嬉しいです。一方、20代とか、30代とか年上の方からもお手紙を頂きます。仕事でうまく行っていなかったり、人間関係にある種の違和感を感じていたり、結構そういう自分の心境と似たような方からお手紙を貰うことが多いです。

──じゃあ読んでいて共感したり、逆に新山さんが励まされたりですね。

新山:最初は自分と同じような気持ちの人というのがいるとは思えなかったし、「私だけこう思ってるのかな」って、ずっと思っていました。でも今は曲を出すことが出来て、それを聴いてもらった上で共感してくれる方がいるので嬉しいですね。同じ思いの人が、こんなにいっぱいいたんだな、という感じです。だからそういう人たちに、もっと自分らしいメッセージが発信できたらなって思います。

──因みに新山さん自身は、ラジオは聴く方ですか?

新山:中学生の頃はFM局の「SCHOOL OF LOCK!」とかを聴いていました。でも高校生になって、最近は聴く機会が減ってきちゃったかも知れません。だからラジオについては、熱中していたタイプではないですね。深夜放送にハマるより、ぐっすり寝ちゃってるタイプです(笑)。

──今の新山さんのラジオ番組は毎週金曜日朝5時半と超のつく早朝放送だから、早寝早起きの人向けですね(笑)。

新山:そうですね。早起きして是非聴いてください(笑)。ラジオはやっていくうちに日に日に楽しくなってきていますので、これからも続けていきたいです。

──さて、そんな現役女子高生シンガーソングライターも、だんだん高校卒業の時期が近づいてきました(笑)。今、自分が描いている「シンガーソングライター新山詩織」像があったら教えて下さい。

新山:これはデビューの時から変わらないのですが、ずっと変わらず誰かの横にそっと寄り添うような歌を歌っていきたいというのがあるので、これからも自分のそのままの言葉で、自分の曲を沢山作って、皆さんに届けていきたいです。

──それは今回発売の「ひとりごと」の歌詞にもありますね。「誰も知らない 笑顔の花が 待ってるから 壊れそうな夜の すみっこで 歌っている」の歌詞に繋がりそうな話です。ではその新曲のお話は次回の11月13日掲載のインタビューで!(つづく)

インタビューのつづき、第2弾はこちら≫≫


★Music Video★

ひとりごと

1. ひとりごと
2. イージュー★ライダー
3.ひとりごと-instrumental-

シングル
発売日:2013.11.13
Being
JBCZ-6004
¥1,050(税込)


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■新山詩織の歌詞をもっと見る


【Biography】
小学生の頃から、父親の影響で、70年〜80年代のブルース・パンク・ロックを中心とした洋楽・邦楽を聴いて育つ。
ピアノを習っていたのだが、中学入学と同時に軽音楽部に所属し、ギターを始め、ガールズバンドを組み活動する。
中学卒業直前のある日、自宅にあったアコースティックギターを手に、“もやもやした気持ちのやり場がなくて、衝動的に作った”という初オリジナル曲
(作詞、作曲)『だからさ』が完成。
進学した高校は、軽音楽部がなかった為、1年生(15歳)の夏頃から、「もっと音楽を真剣に演りたい!」という想いでギターと歌のレッスンを始める。
創作活動も本格的に始めるなか、中学生の時のガールズバンドの経験しかない自分に危機感を感じ、「もっとたくさんの人に私の歌を聴いてもらうための修業が必要だ」と、新宿、大宮、池袋、渋谷などで、ストリートライブを始める。
高校2年生(16歳)の春、 “もがくだけの毎日を送っている自分を変えたかった”という想いで、「Treasure Hunt〜ビーイングオーディション2012〜」に、“詩織 ”の名前で応募。6月24日の決勝大会で、オリジナル曲 『だからさ』、椎名林檎『丸の内サディスティック』を弾き語りで演奏し、グランプリ獲得。
「歌声に心を鷲掴みにされた」と審査員から絶賛を浴びた。
メジャーデビューに向けて、創作活動・ストリートライブのほか、念願だったバンドセッションも始める。

■2012年12月12日 新山詩織 アーティストデビュー
メジャーデビューに先駆け、0th シングル『だからさ〜acoustic version〜』を発表。2013年4月12日までのメールマガジン会員登録者に限定で、名前とサイン、シリアルナンバーを全て手書きしてCDプレゼントした。
■2012年12月 ライブハウスでの活動もスタート
■2013年3月31日 札幌Sound Lab moleオープニングアクト出演
■2013年4月17日 メジャーデビューシングル「ゆれるユレル」リリース
■2013年4月17日 大阪 梅田・Shangri-La、4月18日 東京 渋谷・WWW、デビューイベント開催:ドキュメンタリーフィルム上映+ミニライブ
■2013年4月28日 Niigata Rainbow ROCK MARKET 出演
■2013年5月3日 FM802×FM COCOLO FUNKY MARKET 出演
■2013年5月15日 J-WAVE TOKYO REAL-EYES “LIVE SUPERNOVA”vol.83 出演
■2013年6月9日 LACHIC presents SAKAE SP-RING 2013出演
■2013年6月15日 Sendai Music Attack!オープニングアクト出演
■2013年7月10日 2ndシングル 「Don’t Cry」リリース
■2013年7月21日 JOIN ALIVE 2013出演
■2013年8月2日 ROCK IN JAPAN FES.2013出演


LIVE INFORMATION


12月14日(土)「第13回青少年のためのコンサート」
新潟県 三条市中央公民館大ホール

-インタビュー

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