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4.17 デビューシングル「ゆれるユレル」発売!【ビデオ・メッセージ第2弾】

インタビュー

新山詩織

2012年にビーイングが主催した新人発掘オーディション、「Treasure Hunt2012」で見事グランプリを獲得した現役高校生シンガーソングライター、新山詩織。昨年末からメルマガ会員限定でプレゼントされている、0th シングル「だからさ〜acoustic version〜」で、同年代の若者たちの支持を集めた彼女が、いよいよ満を持してのメジャー・デビューとなった。
一見どこにでもいそうな大人しそうな彼女だが、その熱く完成度が高いパフォーマンスはデビュー前のシークレットライブでも高い注目を集めることとなった。今回デビュー作となった「ゆれるユレル」では、ほんとうの自分はこうなんだって爆発してしまいたい、という高校生の心の叫びを、ストレートにぶつけてくる。
普通の女子高生で17歳のシンガーソングライター、でも見た目じゃわからない、触ると熱いスピリットを秘めている。そんな期待の新人である彼女の素顔に迫った。

──そもそもシンガーソングライターになることを決めたキッカケは?

新山:中学生の時、今よりもっと人見知りで、人と話すにもスゴイ疲れちゃっていて、このまま高校行きたくないとかなりそうな自分がいました。それで、その自分を変えたいって想いがだんだん芽生えてきて…それがキッカケになっています。

──デビューするまでの経緯を教えて下さい。

新山:もともとお父さんが音楽をやっていたこともあって、昔のロックとかそういうのが、家の中で普通に流れている環境でした。それで中学校では軽音楽部に入ったんです。本当は運動部に入ろうと思っていたけど、軽音楽部の先輩がスゴイ優しかったので(笑)。それでケイオンっていえばバンドだから、何か楽器をやるってことで、もともと家にお父さんのギターがアコギもエレキも何本か置いてあったし、自然にギターをやるっていうことしか頭に無かったので、ギターを弾きだしました。最初は家の畳の上とかリビングとかで、家族の前だけで、学校から帰ったら好きな歌をひたすら弾いて歌ったりしていたのですが、その後ストリート・ライブを始めるようになって、家でひたすら歌って、ストリートで知らない人たちの前で歌って、というのを続けていました。

──家で歌うのとストリート・ライブではかなり違いますよね。ストリートを始めようと思ったのは?

新山:なんか単純に、一人で歌って弾いているのが、スゴイ物足りなかったんです。それでストリート・ライブをしてみたいと思いました。でも外で知らない人たちの前で歌うっていうのも、最初、自分でも内心「よくやるなぁ」と思っていて、実はストリートで歌う前はスゴイ自意識過剰になっちゃって、目線浴びるのがスゴイ怖かった。でも実際外に出て歌ったら、みんな素通りしていくし、タッタタッタ走っていく人もいれば、振り向きもせずいく人もいるし、「あっ、思っていた以上に自分はこんなにちっちゃいんだ」と気づいて、それで安心しました(笑)。

──そしてオーディションを受けることになった。

新山:本当に普通に音楽が好きでずっと聴いていたし、ギターも弾いて歌っていたんですけど、気持ち的に何かまだ物足りない気持ちがあって。そして、何かもやもやしているままの自分を変えたくて、オーディションを受けたんです。ただ、売れたいとか有名になりたいとか、そういうことは全く思って無かったです。今まで普通に歌っていた自分の歌が、他の人に聴いてもらって、他の人がその歌を聴いてどういう風に思うんだろうなっていうのが気になっていただけです。

──実際にオーディションの舞台に立ってどうでしたか?

新山:他に応募した人たちもいたし、アコギ1本でひとり弾き語りで2曲だけだったけど、見てる人たちはみんな大人で。当たり前だけど友達でも何でも無いし、いきなり全く知らない人たちの前で歌うっていうのが不安でした。演奏する前は「どうしよう、どうしよう、大丈夫かな」ってパニック状態でした。でも実際にステージに出て、ギター持って歌い出したら、多少緊張はしていたんですけど、スゴイ気持ちは落ち着いてて。やっぱりギター弾いて歌いだすと、歌っている時だけは自分のモノだから、とにかく心構え的にはいつも通り、何も考えずいつも通り歌おうと思って、そう歌えたと思います。ギターを持って歌い出すと自分になれるというか、今でもギターを持っているだけで安心します。

──創作についてお聞きします。まず、歌詞を書く時は、どんなふうですか?

新山:家で書く時は手書きで、電車の中とか出かけた時とかはケータイとか、アイポッド・タッチのメモにとにかく打って、いっぱい保存しときます。

──出かけている時に「これ良いフレーズ!ちょっと気になる」ということが、急に浮かんだりする?

新山:家の中だと自分の気持ちの面がいっぱい出てくるけど、外に出ると、電車の中で新聞読んでる人やご飯食べてる人もいるし、天気とか景色とかも変わるし、気持ちじゃなくて外側のことが、パッと言葉として出てくる。風景なり人なり観察しちゃうほうで、もう、まわりを気にし過ぎちゃって歩くのも大変です(笑)。たまに普通に歩いてて、通りすがりで多分別のことで笑ってるんだろうけど、自分のこと笑われたのかなとか思っちゃう時もあるし(笑)。その時思ったこととか、スゴイ勝手に思ったことをメモしてますね。

──4月17日にデビューシングル「ゆれるユレル」がリリースされるわけですが、「ゆれるユレル」の歌詞の発想は、どういうところから始まったのですか?

新山:本当に自分の中で一番キツくて、平常心でいられなかったのが中学の時で、そのスゴイ嫌だったことも全部終わって、普通に高校に入学して「よし、じゃぁもう、ここから新しい気持ちで、もっと明るくなって頑張ろう!」って思っていた。でもそう思ったにも関わらず、やっぱり何も起こせず、気持ち的にも全く変わらずの自分だった。それって多分、中学の時に嫌だったことが完全に消えていなかったからだと…。今、普通に高校生活も送っていて、デビューに向けての音楽活動も始められて、でもこのまま嫌な、スゴイずっしりした重いモノを、ずっと持ったまま高校生活を送るのもなぁと思って…。かといって、友達とかにも、本音でそんな簡単に言えるわけでも無いし…。その言えなかったことを書くのは今しかないと思い、書きだしたのが「ゆれるユレル」です。だから歌詞を書く時には、前にクラスの中で自分は周りを見てどう思って座っていたんだろうとか、友達とかクラスの人たちと話す時に相手のことをどう思って話していたんだろうとか、スゴイ心の奥まで深く入って行って、頭の中を中学時代の自分に戻して書いていったんです。その時のことを思い出して涙が止まりませんでした。

──そんな重いものを背負わされた中学時代の自分は、高校に入って変わりましたか?

新山:こうやって音楽活動をするうちに、ステージで歌ったり、レコーディングもいっぱいしたりしてきて、気持ちがスゴイ軽くなりました。今まであまりにも重たくズッシリしてたから、それがなんか一気に砕けて軽くなった感じです。例えば相手と話す時とかも、今までは相手のことばっかり優先し過ぎて、自分のことちゃんと見てなかった。自分より相手がどう思うかを優先してきたから。でも今は最初に「今、自分大丈夫か?」とか、ちゃんと考えて動けるようになったから、それだけでもホントに随分変わったと思います。

──「ゆれる」というのは不安定な感覚ですけど、それは何を意味してますか?

新山:サビの最初になるところにあるんですが、変わりたいから変わろうと思う気持ちはあるんだけど、何も行動に起こせず、ずっと「どうしよう、どうしよう」って思う…、そんなユラユラゆれている感じです。

──「変わりたい」のは自分のどんなところですか?

新山:本当のことを言うと、今なんか変えたいと思っているんだけれども、具体的に何を変えたいとかっていうのが自分でもハッキリ分からない。だから、モヤモヤしてるんです。ハッキリ分からないから、なんか変わりたいって思う。本当に、自分でもそれが分からないことが嫌で仕方なかったし、分かっていたのは単純にもう、学校には本当に行きたくないっていうことだけでした。

──その当時、本当の私ではないとしたら、それはどんな自分だったんですか?例えば中学時代は自分を押し殺してました?

新山:当たり前だけど、みんな家と学校じゃ違うと思うんです。「いや完全にそのまんまの私です」って言える人がいるのかもしれないけど、自分には「今なんか自分をスゴイ作ってるな」っていうのが分かっちゃったりする瞬間があったし、そう思うと「本当の私はどこ?」って探している感じになる。結局、中学時代は相手のことを、そこまで気にするかっていうことまで気にしてきてたから…。でも今は多分歌うことで、スゴイ精神的に強くなってきてて、今まで気にしていたクダラナイこととか、無駄なこととかを深く考えないで、普通に、友達とも話せるようになった。でも、やっぱり完全に素を出しているっていうわけでもないですけどね。

──では最後にシンガーソングライターとして、今一番伝えたいメッセージは何ですか?

新山:本当に、昔の自分にも言いたいって思うんですけど「普通に過ごしているけどなんか変わりたい、だけど変われないなぁ」って思ってる人がもしいるとしたら、その時点で無理して変わろうとは思わないで欲しいなぁって言いたいです。そのままずっと過ごして行けば、悪いことばかりじゃなくて絶対必ずいいことがどこかであると思うから。本人はスゴイ変わりたいって思っているかもしれないけど、今はそのままで、とにかくそのままで、ずっとゆっくりじゃないけど毎日過ごして行ってみて欲しい。昔の自分にもそう言いたいです。というのは、自分は無理に変わろうとして、頑張ろうとしていて、それが逆にもっと自分を大変にしていたと思うんです。
あと、自分が大好きなことなのに、「お前にそんなの似合わねぇよ」とか、「なんかイメージと違う」とか言われて、止めちゃうことってある。周りの友達の中にもそういう子が何人かいた。でも、本当に大好きなモノだけは、とにかくずっと続けて、私はコレが好きだから何て言われようがコレを絶対譲らないんだって、強く言い放ったほうがいいと思います。大好きなものは絶対に手放さないようにしないと…。これもあの頃の自分を含めたみんなにも、言ってあげたいです。


【プロフィール】

新山詩織(にいやま しおり)
1996年2月10日生まれ 17歳の現役高校生。血液型A型、埼玉県出身。
趣味はライブハウスでオールスタンディングでライブを見ること。絵を描くこと。詞を書くこと。写真を撮ること。星を見ること。
好きなものは猫、プラネタリウム、抹茶味、ヨーグルト。
好きなミュージシャンはチバユウスケ(The Birthday)、藤原基央(BUMP OF CHICKEN)、くるり、斎藤和義、YUKI、椎名林檎、Carole King、Vanessa Carlton、Franz Ferdinand……and more
好きな作家は伊坂幸太郎。好きな映画は「Life」「フィッシュストーリー」。
座右の銘は「神に誓うな、己に誓え」




ゆれるユレル

1. ゆれるユレル
2. 現在地 新山詩織 with THE GROOVERS
3. ゆれるユレル -instrumental-

シングル
発売日:2013.4.17
Being
JBCZ-6001
仕様詳細
¥1,050(税込)


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LIVE INFORMATION


Debut Live(無料招待LIVE)
2013年4月17日(水) OPEN=17:30 START=18:30 大阪・梅田Shangri-La
2013年4月18日(木) OPEN=18:00 START=19:00 東京・渋谷WWW
応募招待制:詳しくは、コチラ!

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