16歳の時にデビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』をリリース以降、2ndアルバム『フィアレス』(09年全米で最も売れたアルバム)、3rdアルバム『スピーク・ナウ』など、それぞれのアルバムが全世界で500万枚以上のヒットとなっている。
なぜテイラー・スウィフトがそんなにも世界から愛されるのか?
類まれなる彼女の容姿、ポップなメロディのほかに、多くの人の共感を呼ぶ彼女の体験を反映した歌詞の世界がその大きな理由となっている。
テイラー:私はやっぱり、どうしても恋愛に関係することを書いちゃう傾向があるんだけど……恋愛関係やその気持ち、シチュエーションみたいなことね。だから自然とそういうことは書かれてる。最終的にはものすごくクレイジーな、ゼロからいきなり100に振り切れて、壁にぶつかって、爆発するような恋愛にインスパイアされることになったと思う。それって書くのがすごく楽しくて! ほんと、全体的にはひどい恋愛、うまくいかない恋愛なのよ。でもそれについて書くと、いろんなインスピレーションが生まれてくるの。だから、私が経験したそういうことだったり……あと、私の周りで起きたこと、私が見たことも書かれてる。友だちの恋愛だったり、誰かが経験してたことにインスパイアされたり。アルバムを作ってる時って、私の人生自体が大きなストーリーボード(絵コンテ)になる感じで、そこにいる人全員がキャラクターになるの。ていうか、キャラクターになる可能性があるっていうのかな? 友だちや家族、私の周りにいる人たちはみんなそれを知ってる。この2年間は私にとってものすごく刺激的だったし、私はずっとコンスタントに曲を書いてたのよ。
テイラー:この前のアルバム『スピーク・ナウ』では、曲を全部自分一人で書いたの、共作者なしで。それは素晴らしいやり方だったし、自分でもとても誇りに思ってるんだけど、今回のアルバムのアプローチとしては、もう一度白紙に戻して、違うやり方でアプローチしたいと思ったの。それで、『これまでやってきたソングライターやプロデューサー全員、いろんな人たちに電話してみて、一緒にやりたいかどうか訊こう』と思ったのね。とにかく電話してみよう、って。その結果、音楽業界で働いてる中で、私がものすごく好きな人たちと一緒にやれたのよ! だからこのアルバムには共作した曲がいっぱい入ってる。いろんなプロデューサーがいろんな曲を手掛けてるし、コラボレーションもたくさんあるわ。そういう新しい方向性をみんなに聴いてもらうのがほんとに楽しみだし、新しいことにものすごくエキサイトしてるの。一緒にやった人たちがとにかく素晴らしくて、私の期待にまさに応えてくれたわ。それがほんとに嬉しかった。
テイラー:このアルバムには同じタイトルの曲が書かれているの。それが私にとって何を意味するかっていうと……このアルバムのすべてのエモーション、感情なの。どれもまるで嵐のような、クレイジーで強烈で、時には毒になるような……この2年間の恋愛についてなんだけど(笑)。そういう強烈な恋愛や強烈なフラストレーションから生まれてきた感情、嫉妬や混乱、その全部が、私の頭の中では“レッド”、赤いのよ。中間色、ベージュみたいなもの、そういうフィーリングにはまったくなくて、すごく両極端なの。だからこのアルバムを『レッド』って呼ぶことにしたの。
2年間の体験が詰め込まれたというテイラー・スウィフトの最新作『レッド』、またも自分の気持ちを代弁してくれている楽曲にたくさん出会えるに違いない。
02. レッド
03. トレチャラス
04. トラブル
05. オール・トゥー・ウェル
06. 22
07. アイ・オールモスト・ドゥ
08. 私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない
09. ステイ・ステイ・ステイ
10. ザ・ラスト・タイム featuring ギャリー・ライトボディ(スノウ・パトロール)
11. ホーリー・グラウンド
12. サッド・ビューティフル・トラジック
13. ザ・ラッキー・ワン
14. エヴリシング・ハズ・チェンジド featuring エド・シーラン
15. スターライト
アルバム
発売日:2012.10.24
ユニバーサル インターナショナル
通常盤(CDのみ)
POCS-24004
¥2,300(税込)
デラックス盤(2CD)
POCS-24002
¥2,800(税込)
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