♪愛なんていつも残酷で もう 祈る価値ないよ〜というフレーズが強い印象を残す衝撃作。愛を讃え、永遠の愛を誓うラヴソングが潮流となっているJ-POPシーンにおいて異彩を放つ1曲だ。“愛を求めていた過去の自分と素直に向き合った作品”と言う家入レオ。主人公の“僕”が語りかけている“君”とは、傷つくことを恐れていた過去の自分自身のことなのだろう。もう、傷つくことを恐れない。本当に聴きたいのは、優しく包まれた嘘なんかではなく、剥き出しの本当の言葉なんだ。弱かった自分と対峙し、決別し、そして再生していく、とても強い決意が感じられる1曲だ。スリリングなサウンドが、力強さと切なさが同居する伸びやかなヴォーカルを一層引き立たせる。
高い壁と向かい合いながら、愛の薄まった時代をもがき生きる同世代への問いかけでもあり、愛の形が歪んでしまった現代社会を捉え、そこで彷徨う大人達に愛の重みを訴えかけるメッセージでもある。
TBS系“CDTV”の9月度オープニングテーマとしてもオンエア中。
2曲目には、中学時代に友人に向けて書いたという「イジワルな神様」を収録。イジワルな神様が君を孤独にさせたとしても、いつだって君のことを守り続けると歌う友情ソングだが、♪曖昧な優しさじゃなくて 使い捨ての慰めでもなくて・・・、♪伝えようと文字に置き換えれば ありきたりな罪にもなる・・・といった表現がいかにも家入レオらしい。auの映像配信サービス・ビデオパスにて配信中の成海璃子主演ドラマ“コレカラ”主題歌にも起用され、また、グリコ“ポッキーチョコレート スペースシャワーTVヴァージョン”CMソングとしてもオンエア中だ。
3曲目の「心のカ・タ・チ」は、“「NO DRUG, KNOW DRUG」”を理念に掲げる、“薬物乱用防止キャンペーン in 横濱”啓発キャンペーンソングとして書き下ろされたナンバー。何をしていいのか分からず自暴自棄になることは誰にでもある。でも、そんな時こそ自分を大切にしてほしい。そんなメッセージが込められたメンバーだ。
9月15日からは、「Bless You」発売を記念し、“FREE LIVE TOUR 2012”vol.2を開催。来年1月には、初のワンマン・ツアーが決定している。