BSフジのトークバラエティー「小山薫堂 東京会議」の番組企画から誕生したユニット“カレーライスオールスターズ”が、デビューシングル「カレーライスのうた」(5月2日発売)の先行配信のスタートを記念して、3月4日、秋葉原ベルサールにて記者会見を行った。
放送作家の小山薫堂がパーソナリティーを務める同番組では、一昨年の11月から小山が通う山形県のカレー屋兼居酒屋「ばんこう花」の主人・山川恒一が口ずさんでいた鼻歌を世に出す企画を進めており、番組レギュラーの音楽プロデューサーの松任谷正隆、ミュージシャンの小宮山雄飛に楽曲プロデュースとアレンジを依頼。さらに各界のカレー好き有名人が集まり“カレーライスオールスターズ”としてデビューを果たすこととなった。
会見には小山薫堂、松任谷正隆、小宮山雄飛、篠原ともえ、辛酸なめ子、山川恒一の6人が登場。リリース決定を記念してくす玉を割った後に制作の経緯や今後の意気込みを語った。
小山が、初めて山川の鼻歌を聞いた時の衝撃を「自作と聞いてびっくりした。シンプルなメロディーなんだけど頭に残る。これは売れるんじゃないかと思った」と話すと、それを受けた松任谷が「小山さんが絶対売れるっておっしゃるけど、僕はとてもそうは思えない」と会場の笑いを誘う。
続く小宮山は「売れますよ!今CD不況ですからこの会場にいる皆さんが買ってくれれば10位以内に入ります。一人10枚ぐらい買ってくださいね」とさらに笑いを巻き起こした。
曲を初めて聞いた時の感想を求められた篠原は「鼻歌から生まれただけあってすごく覚えやすい曲。子供でも覚えることが出来るので、もしかしたら奇跡が起きるかも(笑)」と話し、小宮山から「奇跡とか言わないで、狙って出すから!」とつっこみを受けた。
イラストを担当した辛酸の「普通のおじさんだった山川さんにオーラが出てきて、目力が増している」というコメントを受けた司会者から「スターのオーラを纏っているかもしれない山川さん」と紹介された山川は「正直言ってあの鼻歌がこんなことになるなんて思わなかったし、今日会場に多くの皆さんが集まってくれてびっくりしている。ひょっとしたらレコード大賞を取るんじゃないでしょうか!紅白出るんじゃないでしょうか!」と熱く語り、会場から喝采を浴びた。
会見後に行われた初の生歌唱では会場に集まった観客から自然と手拍子と合唱が巻き起こり、その“覚えやすさ”を証明した。
“カレーライスオールスターズ”はこの日集まったメンバー以外にも小林幸子、ゴスペラーズの黒沢薫、佐藤竹善、寺岡呼人、J⭐︎Dee’z、里咲りさといった豪華歌手陣に加え、鈴木福、中井美穂といった著名人が揃っているだけに、今後の盛り上がりにも期待が出来そうだ。