テレビ朝日系『仮面ライダービルド』挿入歌「Ready Go!!」を歌うスペシャルユニットによる第2弾楽曲「Evolution」。前作同様、劇中を盛り上げるために結成されたプロジェクトによる楽曲だ。
プロデュースしたats-、清水武仁、渡辺徹は、これまで、浜崎あゆみ、Every Little Thing、倖田來未、鈴木亜美、AAAなど名だたるアーティストばかりを手掛け、日本レコード大賞各賞のべ13回受賞、関連作品CD総売上枚数4000万枚以上のセールスを記録したスーパークリエイターたちだ。彼らは今回、どのようにして「Evolution」を作り上げていったのだろうか。
◎前半と後半でコンセプトが違う楽曲に?
「Evolution」の特徴についてまず、3人は次にように語る「楽曲として『Ready Go!!』は、1曲通してのコンセプトで作ったものに対し、今回の『Evolution』は曲前半と後半で違うコンセプト感を感じていただけるかと思います」(清水)
「『Ready Go!!』が真っ直ぐなロックテイストであったのに対し、『Evolution』は歪んだギターがより強調され、シーケンスフレーズにも歪みのエフェクト処理をし、ダークな雰囲気を演出しています」(渡辺)
「ダークサイドとジャスティスサイド両面を表現する二面性ある曲。リフで押すダークで怪しい前半と、展開の多い煌びやかな後半で構成されています。『Ready Go!!』の畳み掛けるスピード感に対して、『Evolution』は重く挑発的に始まり、熱く優しく終わるイメージです」(ats-)
――ロックテイストが際立った前作「Ready Go!!」とは大きく異なり、特に前半と後半でコンセプトが違うという今作。では、制作においてはどんなことが意識されたのだろうか。
「ダークでダーティーな世界を抜けてブライトで美しい世界にようやくたどり着くイメージがどれだけ表現できるかにこだわりました」(ats-)
「ライダー挿入歌としてやはりかっこ良さと分かりやすさは、今回に限らずですが常に意識しています」(清水)
「歪んだギター、シーケンスフレーズを淡々と繰り返すことで怪しさを演出し、リズム、ベースでどっしりと全体を支え、重々しいサウンドを作ることを意識しました」(渡辺)
「ダーク」「怪しさ」「重々しさ」「かっこ良さ」といったキーワードが挙げられる一方、「ブライト」「優しさ」「ジャスティス」といった二面性を持つ「Evolution」。どんな楽曲に仕上がったか非常に楽しみである。
◎「AXL21」が歌に込めたのは“自分の可能性”
「Evolution」を歌うのは、前作と同じく、「次世代ユニットX21」から選りすぐられたメンバーによるスペシャルユニット「AXL21」だ。その顔ぶれは、メインとなる田中珠里、末永真唯の2人に加え、松田莉奈、長尾真実、籠谷さくら、川口ゆりなの計6名の“固定メンバー”。そこへ今回は、山木コハル、門垣ひかるの2人が加わった。
――彼女たちが初めて「Evolution」を耳にしたとき、どのような印象を持ったのだろうか。
「『今回も本当にかっこいい。。』というのが一番最初の印象です。1曲を通して裏と表が表現されているのですが、特に前半、悪っぽい雰囲気の裏の部分は自分たちでどう歌えるのだろうかと楽しみと不安な気持ちを覚えました!」(末永)
「キタキタキターってなりました。イントロがもうゾクゾクする感じでとにかくカッコいい! これを私たちが歌ってみてどうなるんだろうってすごく楽しみでした」(田中)
――実は今回の楽曲、『仮面ライダービルド』内で前作「Ready Go!!」が流れた後でレコーディングが行われたのだが、彼女たちの中で確かな気持ちの変化があったという。
「実際にオンエアを見たことで、感動しましたし、大事なシーンのセリフと歌詞がリンクしていたりもしていたので責任感をより強く感じました。そのような気持ちを経験したあとだったので前回よりもさらに気持ちを入れて、しっかりと良い曲を作りたいという気持ちで臨みました」(末永)
「前回は戦ってそして倒されてそれでも負けずに戦う一番の見せどころで流れていて、今回はその経験をもとにもっと落とし込んで、メロディも曲の意味も声もはっきりとした正解を見つけて当てはまるように、当てはめにいくように歌いました」(田中)
――こう語る彼女たちは、「Evolution」を通じて発信したい“想い”があるという。
「本当にこの曲は感情を揺さぶる曲だと思います。私はこの曲で光と影を感じました。曲の意味だったりリズムの違いだったり楽しめるところがたくさんあります。仮面ライダービルドの挿入歌、この曲を聴いてたくさんの方に自分の可能性を、心が動けば運命が変わるその瞬間を見つけてほしいと思います!」(田中)
「『どんなことがあっても自分のことを信じて、進み続けて、進化し続けてほしい』ということを発信していけたらいいなと思います」(末永)――彼女たちが発した言葉からはどこか力強さが感じられ、琴線に触れるような楽曲に仕上がっているという。また、彼女たちにとっていつも以上に気持ちが入った作品になっているようだ。
そんな今作「Evolution」は、4月29日『仮面ライダービルド』第33話(9:00〜9:30)でオンエアされた。その後はまだ未確定だそうだ。
なお、この曲の発売などについてはまだ未定だが、今後の『仮面ライダービルド』のオンエアまたはX21のイベントやライブでいち早く聞けるかもしれない。
なお、この曲の発売などについてはまだ未定だが、今後の『仮面ライダービルド』のオンエアまたはX21のイベントや ライブでいち早く聞けるかもしれない。
<楽曲情報>
『Evolution』
作詞:森月キャス,Mio Aoyama
作曲・編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:avex management,岩渕優輝
歌:ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat. AXL21
Vocal:田中珠里、末永真唯、松田莉奈、長尾真実、籠谷さくら、川口ゆりな、山木コハル、門垣ひかる(fromX21)
Chorus:ats-,実谷なな&桑谷実沙
Keyboards & Programming:ats-
Guitars & Programming:清水武仁
Keyboards & Programming:渡辺徹
Synthesizer Coordinator:岩佐俊秀
Recording Engineer:岩田祐資(prime sound studio form)
Mixing Engineer:森元浩二.(prime sound studio form)
【X21 avexオフィシャルホームページ】http://avex.jp/x21/
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【仮面ライダーavex SOUND WEB】http://mv.avex.jp/rider_sound/
【仮面ライダービルド公式HP】 http://www.tv-asahi.co.jp/build/